いたずらっ子は愛される！？【青葉城西】

いたずら5回目 ページ6

夢主side

まずは体育館にドリンクとか運んでっと。

貴「みなさーん！ドリンクとタオルを持って来ましたよー！」

及「くらげちゃんいつも休憩の時に持って来るのにどうしたの？」

あー及川さんだ〜。これから何が起こるかわかってないって顔だな。

貴「久し振りに部室の掃除をしようと思って！」

及「ありがとね！くらげちゃん」

ってことで行って来ます！及川さんの牛乳パンを探しに…







貴「部室汚ない……」

部室はかなり、いやとてもぐちゃぐちゃだった。

だってさ、月刊バリボーとか、お菓子のゴミやらが転がってんだよ。

これ見たらさ………






引き返すしかなくない？

貴「でも、及川さんの牛乳パンだけは…」

私は無言で及川さんのカバンを漁り始めた。

貴「牛乳パンあった」

牛乳パンをカバンから出し、代わりにクリームパンをカバンに入れる。

完璧だ。これで及川さんはまた驚いてくれることだろう。

私は、及川さんが驚く所を想像しながらニヤニヤしていると、誰かが部室に入って来た。

貴「あ、花巻さん」

花「部室の掃除してたんだよな……」

貴「それならあまりにも汚くて諦めました」

ちょっと自慢げに言ってみたよ。

花「うん、くらげちゃんそこは頑張れよ」

頑張れませんでした。花巻さん。

花「顔は良くても性格残念だよな、くらげちゃんって」

貴「そんなこと分かってます〜」

花「______ろが__________けどな(ボソッ」

貴「花巻さんなんか言いました？」

花「言ってねえよ」

いや絶対言ったよ。まあ、いいけど。

貴「そうですか？で、花巻さんはどうしたんですか？」

花「ちょっと突き指したからテーピング取りに来た」

救急箱、私持ってったよね？その中にテーピングあるのに。

貴「よければ私やりますよ！」

花「ならお願いするかな」

こうして私は花巻さんの指にテーピングをして部室を出た。

片付け？もちろんやらずに出たよ。

及川さんへのいたずらだけ忘れずにね。

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