男前オカンな彼氏が優秀すぎる。【岩泉一】 (ページ12)

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10話ページ12

私の1日の始まりは、壮絶としか言いようがない。

まず私を起こすのは、遠くにあるくせに頭の中まで響いてくるような音を出す轟音目覚まし時計。

普通の目覚まし時計を枕元に置いただけじゃ、無意識のうちにぐーでなぐっちゃう。

だから、大きい音の出る目覚まし時計を離れたところに置いておくの。

そうして起きても、まだ寝ぼけてるから水をのんで、顔を洗う。

朝ごはんは食べないとお腹が空くから、ゆっくりたべても間に合う時間に起きてるよ。

歯磨きをしながら、LINEをチェック。

私が起きる前にLINEが来てたことがあったからね。

朝にLINEしてくるのは、はじめか朱莉ぐらい。

そうじゃなかったら、クラスのグループラインで[今日はコレ持ってこなきゃだめだよ］とかいってる親切な人がいたり。

制服に着替えて、髪を整える。

寝癖を直して、ささっとまとめる程度だけど。

最後に、準備。

下手すると、ほぼ全部の教科忘れちゃうから結構時間をかけるよ。

全体を軽く確認して、準備おー蛍。いや間違えた、おーけーい！！

朱莉が迎えに来てくれるから、それまでめ●ましテレビみてる。

Ｚ●Ｐ！！派の人もいるよね。みんなどっち派？

朱莉が来たら、学校へれっつごー！

着いたら、眠くなるから、席で寝るんだ。

大丈夫。

時間になったら

岩「おはよう、A。よく眠れたか？」

『……おはよう。よく眠れたよ、はじめ』

はじめが起こしてくれるから、ね。