ご飯粒 ページ38
「そういやお前、緑谷と仲直りしたはずなのに一緒にいないのな」
午前中ずっと爆豪達にべったりというか、くっついていたのにそいつらと食堂に来て頼んだうどんを口に入れようとした途端、ご飯粒が口付近に1つくっついている切島が今更聞いてきた。
「ほんと今更かよ…まあちょっと、色々あって…あ、ちなみに喧嘩じゃねえよ？」
そう言って眉をひそめる。
「いや、その色々っつーのが気になるんだけど」
「そうだよおしえろよー」
まるでいたずらっ子のようなニヤニヤとした表情をしながら瀬呂と上鳴が会話に入ってくる。
「えっ、それは…」
朝の出久との会話が蘇る。
『大事になっちゃうと退学になっちゃったりするかもしれないし…』
…そうだ。上鳴達に教えたらこいつらのことも巻き込んでしまう。教えちゃダメだ。
「…ひ、秘密」
目を逸らして少し謎の気まづさを覚えながら喉の奥から声を無理やり出した。
目を逸らす時に斜めに座っている爆豪と目が合ってドキッとしたが、すぐ視線を逸らした。
「なんだよそれはねえぞA！」
「そうだおしえろよ！」
だが2人は諦めまいとグイグイ顔を寄せてきながら言葉でも責めてくる。
「お、教えるわけ…」
「おいお前ら、Aが困ってるからやめてやれよ」
黙ってご飯を食っていた切島が食べ終わったからか、俺の言葉を遮っていつもの冗談気味な口調ではなく結構強めに言った。
「き、切島…お前ほんと良い奴だな」
「お、おう？なんかサンキューな！」
いや、こっちのセリフなんだけどなと頭の片隅で思いながら切島の口付近へと手を伸ばす。
その手を最初は何も思わずにガン見していた切島は徐々に顔に接近してくるのに驚いて、目を見開いたまま固まる。
「…え？な、何…？」
「う、浮気…？」
両隣のうち1人が謎の言葉を言った気がするが、それは無視して口付近に付いていたご飯粒を取った。
それを手にしたAを見てフッと緊張が溶けて切島は肩を落とした。
「…あ、なんだご飯粒付いてたのか。先に言ってくれよ。ビックリしたんだか、らっ…！？」
ペラペラと話しているとAはそのご飯粒をペロリと舌で取って食べたのだ。
切島の顔が茹でたこのように真っ赤になる。
「…？なんでそんな顔真っ赤にしてんだ？」
Aは首をかしげながら純粋にそう返したのだった。
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これ書いてみたかっただけですスミマセン(土下座)
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ななな - やっばい。ヤンデレ可愛すぎかよおおおおおおお！！更新停止中かよおおおおおお(泣) (2019年9月12日 20時) (
レス) id: eb9d7d52b6 (このIDを非表示/違反報告)
しいたけ - やばいヤンデレデク無茶苦茶タイプ (2019年8月23日 14時) (レス) id: 76efca60e0 (このIDを非表示/違反報告)
クロ - 最高です！これからも更新頑張ってください！ (2019年6月14日 19時) (レス) id: 57d4f6c443 (このIDを非表示/違反報告)
(･ω･)(プロフ) - ゼロさん» まあ、これからまたどういう展開になっていくのかをぜひお楽しみくださいー！ (2019年5月25日 23時) (レス) id: 40f7b4a37b (このIDを非表示/違反報告)
ゼロ(プロフ) - な、なんだってー！ (2019年5月23日 16時) (レス) id: 75173a0bdb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：(・ω・) | 作成日時：2019年4月6日 23時
