裏･表 ページ31
「うわあ！！」
まさか起きてるなんて思ってなかった俺は驚いて尻もちをついた。
カーテンを掴んだままだった俺はその拍子にカーテンを開かせてしまった。なのでリカバリーガールから見てもカーテンはがら空きだ。
「うるさいねぇ…ってなんだい、いつの間にか起きていたのか
この子はアンタのためにお見舞いにきてあげ…」
「うわああ、別にそんなんじゃねえよ！あ、あ、相澤先生に代わりに様子見てこいって頼まれたんだよ！！」
まあ、必死に思いついた嘘だけど。
自分の意思で保健室に来たのだが、喧嘩したということもあり俺の謎のプライドが邪魔してくる。
「まあ、別にそこまでひどい様子じゃなさそうだし？だから俺はもう帰る」
そうして保健室の扉に向かった。
…仲直り出来るチャンスなのに何してんだアホ！
自分自身に呆れながら廊下に出ようとした。
「…ま、待ってよA！」
その時なんと、出久が声を掛けてきたのだ。
まさか声をかけてくるなんて！謎の気詰まりを覚えながら俺はゆっくりと振り向いた。
出久は目を逸らしておずおずとしながら言葉を述べ始めた。
「…やっぱり僕が間違ってた。ごめんねA…許して欲しい。
やっぱり君がいないと僕、駄目だ」
言い終えた後には眉を八の字にして寂しそうな笑みを見せた。
さすがに俺も出久に対して罪悪感が湧いてきた。
「もちろん許すよ。…まあ実は未だに出久が怒った理由、わかってないんだけどなんか悪かった」
そういうと出久は顔に喜色を浮かべた。恐らく許してもらえたことが嬉しいのだろう。
そして瞳をキラキラと輝かせる。例えると、幼児のような感じで。
「じゃあ、明日からまた僕と一緒にいてくれる…？」
「ああもちろん！…でもたまに、アイツら…昨日丁度仲良くなったんだけどさ、そいつらと行動することもあるかもしんね」
そういうと一瞬、無の表情になったように見えたがすぐまた笑顔になって頷いた。
「うん、わかった」
＊
Aはひとまず先に帰って行った。そして僕は荷物を取りに1回教室に戻ると、自己紹介ムードになったのでとりあえずそれで皆と仲良くなった。
そしてAの下駄箱に"アレ"を入れて、かっちゃんの誤解を解くために追いかけた。あとから面倒な思いをしそうだから。
…ねぇA、僕君の近くにいてもかっちゃんから離れさせる方法、思いついたよ。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
思ったより早く仲直りさせてしまった(^^;
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ななな - やっばい。ヤンデレ可愛すぎかよおおおおおおお！！更新停止中かよおおおおおお(泣) (2019年9月12日 20時) (
レス) id: eb9d7d52b6 (このIDを非表示/違反報告)
しいたけ - やばいヤンデレデク無茶苦茶タイプ (2019年8月23日 14時) (レス) id: 76efca60e0 (このIDを非表示/違反報告)
クロ - 最高です！これからも更新頑張ってください！ (2019年6月14日 19時) (レス) id: 57d4f6c443 (このIDを非表示/違反報告)
(･ω･)(プロフ) - ゼロさん» まあ、これからまたどういう展開になっていくのかをぜひお楽しみくださいー！ (2019年5月25日 23時) (レス) id: 40f7b4a37b (このIDを非表示/違反報告)
ゼロ(プロフ) - な、なんだってー！ (2019年5月23日 16時) (レス) id: 75173a0bdb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：(・ω・) | 作成日時：2019年4月6日 23時
