憧憬 ページ23
「始めようか、有精卵共！！」
オールマイトがいつもの笑顔で言った。
着替え終わったあとは入試の時の演習場に集まれとのことで、もう皆は着替え終わったのか全員がそこにいた。
どんな授業するんだろうなと、少しドキドキしていると誰かに肩を叩かれる。振り返るとそこには瀬呂がいた。
「ん？どうした？」
「…お前のその服すげえかっけえな。童顔のお前には似合わないぐらいに」
「瀬呂、お前悪口言いたいだけだろ！」
飛び出るのではないかと思うほど目を見開かせて言った。
だがそこで上鳴も参戦(？)してきた。
「てか相澤先生の格好に似てね？全身黒だし。あと似合わねえし」
「最後嫌味かよ…まあそうだな。正直言っちゃうと相澤先生の格好に似せた」
「え？お前ファンだったの？」
「…まあ、少しは」
なんて言うけど本当はオールマイトよりも好きで1番の憧れだったりするんだよな。
初めてテレビで見た時…さすがプロヒーローって感じでそのイレイザーヘッド自身の首に巻かれている包帯のようなものも上手に扱うことが出来ていた。その姿に自分が鎖を使っている姿が重なるように見えたからだろうか。それから憧れ始めたんだ。
まあ本当に相澤先生の正体がイレイザーヘッドだったとは思わなかったけどな。
最初は俺も少し疑ってたけどまさか本当に先生をやっていたとは。…しかも俺らの担任で。まあ嬉しいっちゃ嬉しいけどさ。
「これから君たちには対人訓練戦を行ってもらう！」
皆はザワザワとしていた中、オールマイトが口を開いた。
オールマイトの話によると、敵組とヒーロー組に別れて屋内で戦闘を行うとのこと。それで敵組が核兵器を隠しているのでヒーロー組がそれを回収するか敵を捕まえればいいらしい。
「ちなみにコンビ及び対戦相手はくじね」
「…案外適当なんだな」
「それな」
切島も苦笑いしながら共感してくれました。
＊
そのクジの結果、喋ったことがない人と一緒になってしまった。でも勇気を出して話しかけてみる。
「え、えと…なんて名前、なんだ？」
「…！」
その岩石のような頭をしている人は俺が話しかけたせいか、あたふたし始めた。
「…もしかしてお前、コミュニケーションとか苦手な人？」
少々確信を持った上喋ると、その人は頭をブンブンと頭を振った。
…なんか、かわいいなおい(？)。
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ななな - やっばい。ヤンデレ可愛すぎかよおおおおおおお！！更新停止中かよおおおおおお(泣) (2019年9月12日 20時) (
レス) id: eb9d7d52b6 (このIDを非表示/違反報告)
しいたけ - やばいヤンデレデク無茶苦茶タイプ (2019年8月23日 14時) (レス) id: 76efca60e0 (このIDを非表示/違反報告)
クロ - 最高です！これからも更新頑張ってください！ (2019年6月14日 19時) (レス) id: 57d4f6c443 (このIDを非表示/違反報告)
(･ω･)(プロフ) - ゼロさん» まあ、これからまたどういう展開になっていくのかをぜひお楽しみくださいー！ (2019年5月25日 23時) (レス) id: 40f7b4a37b (このIDを非表示/違反報告)
ゼロ(プロフ) - な、なんだってー！ (2019年5月23日 16時) (レス) id: 75173a0bdb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：(・ω・) | 作成日時：2019年4月6日 23時
