恋に落ちた理由 ページ3
幼稚園の時か、ある日俺はモブと喧嘩した。モブはまだその時個性は発現していなかった。だからもう既に爆破という個性を持っていた俺は、それを都合よく使ってモブに爆破をあびせてしまった。
『うええ〜ん！せんせいーかつきが〜！！』
『こら勝己くん！なんで個性を使ったの！』
その他の皆も俺が悪い！と、敵対した。まだ全然小さかった頃だから、さすがの俺もそのことに泣きそうになっていた。
だが、その俺の前にある奴が飛び出してきた。
『せんせい！かつきはわるくないよ！！』
それがAだった。Aはどうして俺とモブが喧嘩したかを説明した。また違うモブをいじめていたこのモブから助けるために、俺が喧嘩をしかけたことを。(てかモブばっかでやかましいな)
Aが説明してくれた結果、そのクソモブが怒られるハメになった。ざまあだったわ。…まあ俺もちょっとは怒られたけど。
その後Aがデクを連れて俺の元に来た。
『かつきーおまえないてただろー！めっずらしー！！』
『は！？べつに、ないてねえし…！』
『かっちゃんだいじょう…』
『うっせえみおろすな！』
『ええ…』
『まあまあでもさー』
Aが急に顔をグッと近づけて来た。少しドキッとしながらも、そのあとの言葉を待つ。
『かつき…くっそかっこよかったよ！！』
その言葉で俺は、こいつに惚れていることを自覚した。そこから俺の世界は変わったんだ。
＊
「うわー鯉の餌にされてんじゃん！」
「笑わないでよ！これでも結構落ち込んでんだからね僕は！！」
俺達は急いで窓の下の池まで来てたが、やはりノートは無残な姿で池にぷかぷかと浮いていた。しかも鯉に餌だと勘違いされて。
「あんな呑気に喧嘩してたのに？」
「喧嘩した…というか、そこまでではないと思うけど。というか呑気って言い方やめてよ」
出久がノートを取ったのを確認し、口を動かしながら家へ帰るために歩く。それに後から出久も小走りで着いて来た。
「…Aはさ、なんで僕とかっちゃんが争ってたかわかる？」
「え？知らん」
「やっぱり…」
ハァ…とため息をついた。え、そこまで呆れられること？
あ、てかもう少しでトンネル出るじゃん。
「A…君はもっと、自覚を持った方がいいよ」
「え？自覚ってなんの？？」
そう言うと突然出久は「ヒッ！」と声を上げ、顔を真っ青にさせた。
「なんだよ〜お前今日変だぞ？」
震える手で出久は俺の後ろを指差す。
「ちっ…違う、後ろ！！」
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ななな - やっばい。ヤンデレ可愛すぎかよおおおおおおお！！更新停止中かよおおおおおお(泣) (2019年9月12日 20時) (
レス) id: eb9d7d52b6 (このIDを非表示/違反報告)
しいたけ - やばいヤンデレデク無茶苦茶タイプ (2019年8月23日 14時) (レス) id: 76efca60e0 (このIDを非表示/違反報告)
クロ - 最高です！これからも更新頑張ってください！ (2019年6月14日 19時) (レス) id: 57d4f6c443 (このIDを非表示/違反報告)
(･ω･)(プロフ) - ゼロさん» まあ、これからまたどういう展開になっていくのかをぜひお楽しみくださいー！ (2019年5月25日 23時) (レス) id: 40f7b4a37b (このIDを非表示/違反報告)
ゼロ(プロフ) - な、なんだってー！ (2019年5月23日 16時) (レス) id: 75173a0bdb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：(・ω・) | 作成日時：2019年4月6日 23時
