60 ページ15
.
横山さんがお休みした翌々日。
横山さんは出勤してきた。
｢おぉ〜よこちょや〜！大丈夫？｣
｢おん。｣
｢横山くんAさんのこと看病したんやろ？で、感染ったんやろ？…看病ってえろいなぁ！｣
｢…大倉、お前何言うてるん？(笑)｣
｢正直、俺はほんまにヤバかった。｣
｢ガチのトーンやめて！(笑)｣
………。
｢Aちゃんも聞いてないフリしながら赤くなるんやめて！(笑)｣
よくここでそんな話しますね…。
｢…病み上がりだから、です。｣
｢うわ！なんかもうホンマにAさん可愛く見えてきたわ…！ヤッバ！｣
なんだかおかしなテンションになっている大倉くんに、ヤスくんと横山さんと3人で冷ややかな視線を送ると、大倉くんはすぐに黙って仕事をしだした。
そんな大倉くんを見計らって
｢Aちゃん、ちょっとええ？｣
と、横山さんに手招きされてフロアを出た。
.
人気のない非常階段へ来ると、前を歩いていた横山さんは止まった。
｢…大倉には気をつけるんやで？｣
｢はい…？｣
｢アイツあんな感じやったから。ふたりきりはダメやからな、何するかわからん！｣
｢なんでそんな事、横山さんに…｣
彼氏でもない、
ましてや、私に好意もなく手を出した、横山さんに。
｢…なんなん？大倉のこと、好きなん？｣
｢いや、そういう事を言ってるんじゃなくて、｣
｢これは上司命令！はい！おしまい！じゃ！！｣
威圧的すぎる。
すぐムキになるし。
でも、ここは譲れない。
非常階段へのドアが閉まって、横山さんが出ていったのを確信してから、
｢ズル…｣
と呟いた。
すると
｢俺もそう思うわ。今のはないなぁ？｣
｢亮ちゃん…。｣
神出鬼没な彼、亮ちゃんが下の方から階段をのぼって、現れた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 901人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「関ジャニ∞」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
そら(プロフ) - はるさん» ありがとうございます。これからもキュンとしてもらえるよう全力尽くして参りますね…！話は変わるんですが、私は未婚なのですがはるさんの既婚という言葉でドキドキさせて頂きました(^-^)(笑) ありがとうございます！ (2017年5月4日 20時) (
レス) id: cb8331c457 (このIDを非表示/違反報告)
はる(プロフ) - すごく面白いです！続きとっても楽しみにしています！既婚なので恋はできませんが(笑)、久々きゅんとさせてもらってます(*^^*) (2017年4月28日 9時) (レス) id: 21247c77f0 (このIDを非表示/違反報告)
そら(プロフ) - 横濱 ありさ。さん» ありがとうございます。一気読みありがとうございます…紳士な横山さんに我ながら惚れそうです(笑)これからも続きを楽しみにしていただけるよう頑張ってまいりますので今後ともよろしくお願い致します！ (2017年4月26日 15時) (レス) id: 79cc536446 (このIDを非表示/違反報告)
横濱 ありさ。 - 一気に読んでしまいました！！本当に、すごく面白かったです！続き、楽しみにしてるので、更新頑張ってください！(о´∀`о) 横山さん、紳士すぎる、惚れちゃう…、笑笑 (2017年4月22日 13時) (レス) id: dd48e5403f (このIDを非表示/違反報告)
そら(プロフ) - みおぽすさん» ありがとうございます。ドッキドキして頂いて何よりです…私も、文字にする前の段階で頭で思い浮かべるのですがドッキドキしてしまいます(笑)看病では素っ気なく終わってしまいました…今後甘い展開を色々考えておりますので是非、これからもお付き合い下さい…！ (2017年4月12日 21時) (レス) id: 79cc536446 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：そら | 作成日時：2017年4月4日 2時
