Jr.EXILE ~ short story ~ (ページ17)

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Yoshiyuki.K _ メンバー × ファン ① ページ17

今日はリリースイベントでミニライブ&ハイタッチ会

俺の名前が書かれたネームボードや俺の顔のフェルトを持っている人がたくさん見えてこんなにたくさんの人が応援してくれているのかと驚いたしとても嬉しかった

『嘉くん大好きです！！』

『ありがとうございます！』

『嘉将くんとってもかっこよかったです！！』

『ありがとうございます！』

ハイタッチの短い時間の中でファンの方が想いを素直に伝えてくれるのがすごく嬉しくて、ファンの方の手を握る自分の手に少しだけ力をこめてありがとうございますと感謝を伝えた

ハイタッチが進んでどんどん列が短くなってとうとう最後のファンの方

メンバーとハイタッチを終えて最後俺の前に来て俺と目が合うと顔を真っ赤にして遠慮がちに、

「加納くん…ほんとのほんとに大好きです。」

『っ、…ありがとう！あの！また来てくれる？』

目に涙をいっぱい溜めて恥ずかしそうに大好きだと言ってくれた彼女にすごく胸が高鳴って、その一瞬でまた会いたいと思った。

いつもはありがとうございますと言うのに、敬語もなしにまた会えるのか、それだけが気になって気づいたら無意識のうちに彼女を引き留めて聞いていた

突然俺に腕を引っ張られて驚いて大きな目をまんまるにした彼女は優しく笑って、

「はいっ！絶対来ます！」

と言ってくれて、また会えるんだと思うと嬉しくて…名前なんていうのかな、いつ会えるかななんてさっきの彼女のことばかり考えて頬が緩む

『嘉将ニヤニヤしすぎ』

『よっしーさっきの子好きなんでしょ？』

『いや、別にそんなわけじゃ、』

『顔赤いし、わかりやすっ、笑』

『来てくれますかとか聞いちゃってたじゃん』

『それは、ちょっと無意識だったっていうか、』

『次会えたら名前聞いて連絡先渡してみればいいじゃん』

『でも…『じゃあ俺が連絡先渡そっかなぁ～可愛かったし』

『それはダメ。あの子は俺のっ…』

気づいたらムキになって何にも知らないのにあの子は俺のだなんて。

でも頭にはあの子のことばかりで、今日俺は人生で初めて一目惚れをした。