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一通りエゴサをし終えて満足したので、朝食の為にキッチンへと向かおうと立ち上がった。
「…おい」
すると後ろから不機嫌な声が聞こえてきた。
「あれ、葛葉くんも起きたんだねー。一緒にリビングまで行こ…」
言い終わらないうちにずんずんと距離を詰めて来て顎を片手で掴まれ上を向かされる。
鋭い眼光を宿した紅い瞳に見つめられて、どうにか逃げ出そうと試みたけれど、背中に壁の感覚を感じて諦めるしかなかった。
「あんま他の男に気ぃ許してんじゃねぇよ」
不機嫌な顔そのままにさっき叶くんにキスを落とされたばかりの頬を少し乱暴に袖で擦られ、親指で下唇を撫でられる。
そのまま近付いてきた唇に反射的に目を瞑ったものの、覚悟していた感覚は少し経っても訪れず、恐る恐る片目を開けてみれば頬を染めて目を逸らした葛葉くんが視界に入る。
「そ、そんな顔俺以外に見せんなよ」
「えっ…それってどういう…」
「うっせ！はよ飯作れ！行くぞ」
また乱暴に手を引かれて葛葉くんと一緒に部屋を出た。
(だから私の家なんだけどなぁ、ここ…)
1日に何回もそう思わざるを得ない出来事が起こりキリがないので、もう思考することを諦めた。
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蓮 - 更新再開ありがとうございます！続き楽しみにしています！！ (2022年2月27日 10時) (
レス) @page5 id: d95636a874 (このIDを非表示/違反報告)
めるも。(プロフ) - 皆さま、早速たくさんの評価とお気に入り登録ありがとうございます！連載で夢小説を書くのは初めてなのですが、反応頂けるのがとても嬉しいのでこれからも見守って頂けますと幸いです。 (2020年5月12日 1時) (レス) id: 6c4b4c7921 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：めるも。 | 作者ホームページ：https://nanos.jp/sweetyuu/
作成日時：2020年5月10日 16時
