夜空の星になれたなら【男主】 (ページ30)

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練習着が行き渡り、スターレベルごとに整列する
ハオヒョンと後ろに並んでいると、ケイタくんに手を引かれ、先頭に連れていかれるとそのまま先頭に立たされる僕
なんだか居心地悪くケイタくんを見るが、満足げな笑顔を浮かべており何も言えなくなってしまった

全員の整列が終わると、マスター陣が次々と入室したことにより空気は少しだけ緊張を孕んだ

「プラネットキャンプへようこそ」

ソクフンさんが優しい笑顔で歓迎したのも束の間、これから次のテスト、「シグナルソング」についての発表を行うとのこと

「皆さんのスターレベルは次のテストでリセットされます」

ハンビョルさんの言葉に会場がざわつく
どうやら僕たちのオールスターをかけた挑戦は思っていたよりもすぐにやって来るようだ

シグナルソングのタイトルは

난빛나 【Here I am】

『난빛나……』

直訳すると、僕は輝く

運命のように感じた
まるで僕の心を読まれたみたいだ

無数の星の中から僕の輝きを誰かに見つけてほしい
そう願う僕らの思いを表現してくれそうな、そんな曲な気がするのだ

「良いタイトルだね」

横からマシューが嬉しそうに笑った

『うん………今の僕らにぴったり』
「早く曲も聴いてみたいし、練習したいね」
『うん、僕も』
「ダンスなら僕が教えてあげるからね＾＾」
『ふふ、うん。頼りにしてるよマシュー』

その後ステージの説明が終わると、勝利のベネフィットとして1日早く曲の練習ができるKグループのいる体育館から追い出され、泣く泣く部屋へと帰宅となった

(壁に張り付いて音を聞こうとしたけどだめだったみたいㅎㅎㅎ)

Gグループの子達は明日の練習に出遅れてしまったら…と不安を漏らしている子も多かったが、それぞれの部屋に固まり話をしたり、お菓子を食べたり、ゲームをしたりと楽しそうに過ごしていた。

明日の練習のことを気にしても埒が開かないと、早めに割り切った僕は普段から就寝時間も早いためシャワーを浴びたら一足先に床に就いた

同じ部屋のタクト(同室のため少し仲良くなれた)と、マシューも早めに寝るそうで、ハオヒョン以外はすでに就寝すると言う良心的な部屋だった

「おやすみ〜〜」
『おやすみ、マシュー、タクト』
「ヒョン達おやすみなさい」

外からは僕を呼ぶ誰かの声が聞こえたが、思ったより疲れていたのか、僕はそのまま意識を手放した

(次の日何故かオリーが隣で寝ていた)

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