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「はっ、ちょっ…坂田おま、

チュ、チュー…って!!」


うらさんが顔を真っ赤にして後ずさる。
ウブかこいつ。

「ーっ…!!」

Aの頭から湯気が出てくる。
プシュウウと音も鳴っている始末。


「ほぉ、さかたん大胆。」

「やらしいことしてませんよね?」

「してへん、してへん。」


ちょっと深くしちゃっただけや。



「コホン、と、とにかく!何か言うことあるんじゃないのか?特に坂田に。」

「うらたん顔真っ赤やで。」

「気のせいだセンラ、それ以上言ったらお前を海に突き落とす。」

やっぱ病んでるうらさん。







うじうじとするうらさんは放置して
Aの隣に座る。
そして優しく彼女の背中に手を添える。

「A?無理しなくても」

怖がらせないようにそう言うと、
Aは俺の背中に手をまわして抱きついてきた。

「わっ、どうしたの?」

お腹あたりにAの熱を感じる。
ゆっくりと頭をなでると


「今、坂田の顔見れない、から」


とつぶやいて続けた。


まーしぃもセンラも、一応うらさんも見守る中

「ごめんなさいっ、

ごめんなさい…!

もう、迷惑かけない、心配もさせない

だからっ、、だから…」




「嫌いにならないでっ…坂田…」






「うん。」



優しい声色でそう言えば
安心したのか、静かに寝息を立て始めたA

みんなに一言だけ伝えて
自分の部屋に戻った。

今日はお昼食べれないから夕飯は豪華にしてくれるはず。

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山犬 - 面白いです!はまっちゃったかも……頑張ってください!! (2017年8月7日 17時) (レス) id: 0a1d25e071 (このIDを非表示/違反報告)
孤黒 - 好きです!はい。これからも応援していますよ! (2017年7月24日 19時) (レス) id: 2a7062127e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:わかば | 作成日時:2017年5月23日 22時

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