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「お兄ちゃん!!!!」
たまらなくなって兄に抱き着こうと坂田の前に出る。
なんで生きているのかなんてこの際どうでもよかった。
大好きな兄がいる。
抱き着かずにはいられなかった。
なのに兄はそんな私には目もくれず、
「坂田ァ…!!」
坂田への憎しみを口に出す。
なんで?
なんでなのおにいちゃん。
私だよ。血のつながった妹だよ?
「ねぇお兄ちゃ…」
「A!!!!!!やめろっ!!
にげ、」
坂田がいいおわる前に
ビシャッ
「え……」
ゴプッという気持ち悪い音が私の口からもれて
赤黒い液体が
お腹と口から噴き出した。
兄に刀でお腹を刺された
そう理解するのに少しだけ時間がかかった。
「うぐっ…Aッ」
その刀は後ろの坂田にも刺さったみたいで
「な、んで」
「あはははははははっざまぁねぇなぁ
無様だぜ坂田ぁ!!!!!」
こんな兄の姿見たことなかった。
「ガハッ」
そうしたら兄が急に崩れ落ちて床に倒れた。
うらたさんだ。
「大丈夫か!!!!!?しっかりしろ!!!今すぐ止血するから!!!」
刀が引き抜かれる汚い感覚に吐き気を覚える。
それから、
兄の変わりようと
刺されたことによるショックで気を失ってしまった。
・
放置しててすみません
更新します。
何故か更新停止になってた、びっくり。
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山犬 - 面白いです!はまっちゃったかも……頑張ってください!! (2017年8月7日 17時) (レス) id: 0a1d25e071 (このIDを非表示/違反報告)
孤黒 - 好きです!はい。これからも応援していますよ! (2017年7月24日 19時) (レス) id: 2a7062127e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:わかば | 作成日時:2017年5月23日 22時