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3話 ページ3

それから、彼とはメールやら電話やら学校でも常に常に話すようになった。



そして高校2年生の冬に晴れて彼と付き合うことになった。



彼と付き合うのに憧れる女の子は多かったし、だからこそあたしの自慢でもあった。



彼の隣に並んで歩けること

彼の優しさに毎日のように触れられること

彼にあたしのはじめてをすべて捧げたこと


すべてあたしの誇りだった。



そして、高校を卒業すると彼は有名な大学に出てIT企業に勤めた。



あたしは就職してOLとなり、


それからも彼とは順調で二十歳の頃に同棲をし始めて結婚まで考えるようになった。



でも彼は大学を出て就職してから急に結婚の話について避けるようになった。




忙しいのか、いま考えられる状況じゃないのかな…なんて当時は考えていたけれど。






今思えばその頃から浮気していたのかもしれない。




彼がいなくなった部屋であたしは静かに涙を流した。

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作者名:moka | 作成日時:2017年5月19日 17時

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