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「私の脳内システムが直に説明を必要としている」
WN「お前まず脳ミソあんの」
「………」
くそ。毒舌モヤシめ。
急にレストランっつわれても、
普通にコメントに困るわ。うん。
だってほら、めっちゃ目キラキラしてるし！
めっちゃ笑顔だし！
ドンジョンゲームでラスボスを倒した時以来よその表情！
そんなにレストランやりたいの？
いや何の影響？？？
WN「なんか、最近料理に興味を持ちはじめて……
この弁当も、自作。ほら」
そう言って弁当箱をつき出してくる幼馴染み。
え、手料理とかかっこいいじゃん。見直したよ？
なんて言おうと思ったのに
たまには優しい言葉を掛けてあげようと
思ったのに……
「な、なにコレ……」
WN「とろろ芋弁当。上手そうだろ」
「わしが洗顔用に使ってるビ○レ泡にしか見えない」
WN「おまビ○レ使ってんの？」
「悪いか」
いや、何よこれ。マジで。
白米にドーンとバーンと泡が乗ってる。
しかも青。
これ何処のとろろ芋なん。
ジャイ○ンの力作じゃんもう、
あの蝉の脱け殻入ってるヤツ。
「その青はどこから…」
WN「これは、着色料で、青春をイメージしたもの」
いや、独特かよ。
普通に考えてるのかよ。
でも、こんなでレストラン開いたらウォヌも大変な事になるわな。
なんかこう………
「嘔吐続出！ 悲劇のレストランオープンか！？」
記事が目に浮かぶわ。
殺人機じゃんこのとろろ芋。
「ウォヌ、これはヤバいって」
WN「何が？ 上手いぞ、この芋」
「弁当じゃなくて、あんたのレストランの方」
WN「………」
あ、ウォヌくん。
その目はダメ。
その子狐みたいな視線は………
だあぁぁあぁあぁぁああぁぁあ！！！
「…………
分かったよ。市民共の命の為にも」
WN「どーゆー意味だよ」
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作者名：ふぁに | 作成日時：2020年8月29日 5時
