君だけは、やっぱり何も変わらない ページ4
side：pink
大吾くんはあの後「 じゃ、これはもう要らへんし貰っときますわ 」なんて言って、自分で眼鏡かけたりして遊んでた。予備があるわけでもないし、そもそもアドバイスもらって、今日からはありのままで行くって決めてんから。
俺ってつくづく面倒くさい。
いつも通りの学校やけど、空気はもちろん変わってた。
俺が出向くなり、「 あんな奴いたっけ 」みたいな戸惑った顔がちらほら。でも前ほど気にならへん。俺、周りの評価とか気にしないことにした。倉木さんにカッコイイって思って貰えるんやったら、なんでもええ。
「 あの！ 」
声に反応して振り向いたら、昨日のうざったらしい女子のひとり。なんや、地味な道枝に用でもあるんか？( )
『 、はい？ 』
「 じゃ、ジャニーズの、道枝駿佑くんですよねっ 」
『 …… あー、まあ、はい 』
ほんまにファンやったやん。ウケるわ ←
ちゃんと応えへんとグループの株に関わるしなぁ …… いや、面倒くさいな。
「 ぎゃっ！やっぱり！！！なんでここに？！、って、え゛っ、 」
無視や無視。
置いてかれてすごいびっくりしとる。お前には恨みを込めて。口聞いたらんから ←
あの！ってめっちゃ追いかけてくるけど知りません。クラスまで行ったら流石に気づいたりするんか？(笑)
「 ………… えっ 」
悲鳴や困惑の声を一切無視して自分の席まで一直線。追いかけてきたら自分のクラスに来てもうた女子、びっくり仰天してます。←
うっわ！倉木さんまだ来てへんやん、気ぃ張りすぎた！！！！
「 え、そこ、道枝の席 ──── 」
『 あ？うんそうやね、俺の席。 』
そう言ったら、ようやく理解したみたいだった。顔面を蒼くして、今にも崩れ落ちそう。まあそりゃそうや。自分の好きなジャニーズのことを散々言うてたってことなんやし。
その時だった。
「 あれ、なんの騒ぎかと思ったら道枝くんやし 」
いつもと変わらんやん、逆に何が変わったん？ってくらい、ぎゃあぎゃあ騒ぐクラスの子達にすら困惑している倉木さんが現れたのは。
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16(プロフ) - コメントありがとうございます！初作なのでそう言っていただけて良かったです。とても嬉しいです〜〜〜！ (2021年8月26日 17時) (
レス) id: bea9e0bed1 (このIDを非表示/違反報告)
Hano.(プロフ) - この作品めっちゃ好きです！！これからも更新待ってます！ (2021年8月26日 11時) (レス) id: 56ad16bf12 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：16 | 作成日時：2021年8月17日 18時
