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これじゃあバートンの言う通り、幼い頃の私の方がよっぽどヒーローっぽかった
『… … … 最高の日になりそう』
ト「ああそうだな、最高の日にしよう
さあ、出番だお嬢さん」
私は翼を広げ大きく空へ向かって羽ばたいた
街全体を見渡せる位置まで登ると
市民がどのように動いているのかよく見える
そして、ゆっくりと目を瞑り集中する
ニック、ナターシャ、バートン、キャプテンの言葉を再度思い出し、より力を引き出す為の材料、意識を高める為の助長力にする
"… … 開眼"
そして、力一杯開いた目は金色(こんじき)に光を放ち
今までのただの黄色い目とは全く別のものになった
"A"
偶然なのか、必然なのか
まるで実際にそこへ存在しているかのように
フィルが目の前に映し出された
彼は、私を見てゆっくり頷くと
そっと頬に手を当てて言葉を綴った
"君は私の誇りだ"
その瞬間、今度は真っ白な光が私の全身から溢れ出した
その光は止まる事を知らず、今まで感じた事のないパワーが身体中を駆け巡る
まるで稲妻に撃たれたような、そんな感覚
私はそのまま両手を下に向かってかざし
その光を一点に集める
お願い、みんなに届いて…！！！
そして、その想いと共に一気に街に向かって放った
パアンッ！！！
すると
甲高い悲鳴や絶叫と共にバラバラに逃げていた市民は、何かが乗り移ったように落ち着きを取り戻し、皆がそれぞれ円滑に避難を始めた
市民たちの興奮を抑え切れず、状況に困惑していた警官たちもあっけにとられていた
… … … できちゃった…
私は、光を纏う両手を見つめ
自分の中にこんなパワーがあったのかと呆気にとられる
ナ「ちょっとA！あなたどこにそんな力隠してたのよ！」
すると、下で戦闘を繰り広げている
ナターシャから無線が入る
ト「まったく、親子揃って隠し事が上手いな」
ク「ただのちびっこがずいぶんと成長したもんだ」
キャ「さて、お嬢さん
そのまま市民の誘導を頼むぞ！」
『…みんな素直に褒めてくれる気にはならないわけ？』
ため息を吐くも、私は以前と違って自信に満ち溢れていた
異変に気付いたチタウリたちが私に向かって猛攻撃を仕掛けてくるが
バートンがこちらへ向かって放った数本の矢が彼らを貫く
キャ「A！」
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M-tAnt(プロフ) - Rubyさん» ありがとうございます泣 とても励みになります…これからも楽しんでいただけるよう努めます…！ (2020年9月20日 20時) (
レス) id: 9fb1a359d3 (このIDを非表示/違反報告)
Ruby(プロフ) - 続きが楽しみです！更新待ってます！ (2020年9月20日 12時) (レス) id: ccc02d9cf9 (このIDを非表示/違反報告)
M-tAnt(プロフ) - _krykhyhyさん» ありがとうございます 泣 何かと至らない作者ですが、そのお言葉で頑張れますT_T (2020年9月20日 10時) (レス) id: 9fb1a359d3 (このIDを非表示/違反報告)
_krykhyhy(プロフ) - お話好きです！更新楽しみにしてます！ (2020年9月20日 0時) (レス) id: bb966f0c42 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：M-tAnt | 作成日時：2020年9月19日 8時
