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"お願い、大人しくして…！"
ハルクは大人しくなるものの、もがき苦しむように、私の足を掴んだ
『っああ、待って待って！落ちちゃう！
バナー博士聞こえる！？』
物凄い握力で今にも解かれそうな足を必死に固定して
彼の思考に集中する
同時に、私の頭に流れ込んでくるのは
計り知れない怒り、そして
"A…？"
見つけた、博士！！
一気に畳みかけようと歯を食いしばり、目を瞑った瞬間
ドンッ！！
重い衝撃がハルクに加わったと思えば、それは勢いを含んでいて
バキバキバキッ
そのまま私も一緒に壁を突き破り後ろへ吹き飛んだ
ガシャンッ！！
『…痛ったい、なあもう！！！』
派手な音を立てて突き破ったのは、ジェットに搭載する銃弾を保管する大型の収納ケース
どうやら吹き飛ばされたは、格納庫のようで
周りにはジェットが数機、複数の従業員が唖然としている
『っ、早く逃げて！』
どうにか体を起こし、立ち上がるけど
全身に響き渡る痛みが尋常じゃない
ただでさえ、金属を何枚も突き破らされたんだ
一般人ならとっくに死 んでた
ソ「我々はっ、敵同士じゃないぞバナーっ！
頭を冷やせ！」
『ソー！！全く、なんて事してくれたの！
もう少しで、』
ガオウゥウッ！！
言い終わらないうちに、ハルクによって投げ飛ばされたソーがこちらへ飛んできた
ガシャーンッッ！！
ギリギリのところで避けたはいいが
瞬時にハルクのターゲットが私に切り替わる
先ほど私に頭をいじくられた彼は、凄まじいほに怒りを露わにしている
『待って待って！ごめん悪かった！』
力を解放する暇もなく、超人的スピードで飛んでくる拳に
避けるのがギリギリで攻撃を加えるどころじゃない
翼なんか出したら、一瞬で引きちぎられそう
なんとかここはソーに任せて逃げようと考えるけど
その隙すらもない
ソ「A！伏せろ！！」
後ろから聞こえたその声に、反射的に伏せれば
私の頭上すれすれを通り、ハルクの顎目掛けてハンマーが飛んできた
その衝撃で、ハルクは吹き飛びジェットに激突した
ソ「ははは！やるじゃないかA！」
『… … はあ…もう本当に嫌！』
___________...
あれから、何度もソーと協力しながら
ハルクを抑えようとしたけど
ハルクの目を見ようもんならすぐに攻撃が飛んできて、なかなかうまく行かない
私は彼の攻撃を避けるのか精一杯で
攻撃はソーが担ってくれていた
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M-tAnt(プロフ) - Rubyさん» ありがとうございます泣 とても励みになります…これからも楽しんでいただけるよう努めます…！ (2020年9月20日 20時) (
レス) id: 9fb1a359d3 (このIDを非表示/違反報告)
Ruby(プロフ) - 続きが楽しみです！更新待ってます！ (2020年9月20日 12時) (レス) id: ccc02d9cf9 (このIDを非表示/違反報告)
M-tAnt(プロフ) - _krykhyhyさん» ありがとうございます 泣 何かと至らない作者ですが、そのお言葉で頑張れますT_T (2020年9月20日 10時) (レス) id: 9fb1a359d3 (このIDを非表示/違反報告)
_krykhyhy(プロフ) - お話好きです！更新楽しみにしてます！ (2020年9月20日 0時) (レス) id: bb966f0c42 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：M-tAnt | 作成日時：2020年9月19日 8時
