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「…ブラインドをかけたのは
計画を視通されないようにする
ロキ、あなたの目的はそれだけじゃないでしょう？」
彼の目は微かに揺らいだ
僅かな変化だったけど、それは確かで
私は見逃さなかった
ロ「…ああ、お前の愛するバートンのように、私があの女を杖で操ると言いたいのか？」
「いいえ」
それをやるなら、ロキがキューブを奪ったあの日
何よりも先にそれを優先するはず
セルヴィグ博士(キューブの研究者)を拐った時点で、ロキは少なからずこちらにどんな仲間がいるか知っていた
優秀な仲間をより多く自分の手中に収める事に越した事はないが、Aではなくバートンを選んだのは少し不自然に感じた
「Aがソーを視た時は、あなたと彼女の間に起きたような拒絶はなかったと聞いたわ」
ロ「… … 何が言いたい？」
神話の中の神様って時点でもはや常識の範囲外だけど
ソーとロキ、同じ神様なのにロキにだけ拒絶反応が起こるなんて
それに、拒絶が起きた時
ロキはすぐにAの額に手をかざし、的確になんらかの処置をしていた
まるで
そうなる事を知っていたみたいに
さらに、Aがブラインドをかけられた時
何があったか、スタークは私たちに全てを話していない
彼の目を見ればすぐに分かった
ジェットに戻ってきたときの彼
何かを考え込むかのように、じっと黙って一点を見つめてた
それはまるで、計り知れない何かに苛まれているような、そんな表情だった
だから私は、こう思った
「あなたとAの2人には、良くも悪くも何か特別な"絆"があるんじゃないかと思って」
すると、ロキの方が一瞬ピクッと揺れた
私はニヤリと口角を上げた
でもこれについて言及するには、あまりにも時間が無い
「喋りすぎちゃったわ」と、わざとらしくおどけて見せて
その場を後にした
… … … でも、そうね
強いて言うなら
この戦争に私たちが勝利し
仮に2人の"絆"が明白になったとしたら
はたしてロキは"邪神"のままかしら？
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M-tAnt(プロフ) - Rubyさん» ありがとうございます泣 とても励みになります…これからも楽しんでいただけるよう努めます…！ (2020年9月20日 20時) (
レス) id: 9fb1a359d3 (このIDを非表示/違反報告)
Ruby(プロフ) - 続きが楽しみです！更新待ってます！ (2020年9月20日 12時) (レス) id: ccc02d9cf9 (このIDを非表示/違反報告)
M-tAnt(プロフ) - _krykhyhyさん» ありがとうございます 泣 何かと至らない作者ですが、そのお言葉で頑張れますT_T (2020年9月20日 10時) (レス) id: 9fb1a359d3 (このIDを非表示/違反報告)
_krykhyhy(プロフ) - お話好きです！更新楽しみにしてます！ (2020年9月20日 0時) (レス) id: bb966f0c42 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：M-tAnt | 作成日時：2020年9月19日 8時
