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Aは少し驚いたように
不思議そうに目を見開いた
『… …もしかして心配してるの？』
「仲間を心配しない奴なんていないだろう」
すると彼女は、壁に預けていた背を放し
僕の目の前まで歩み寄る
そして、ゆっくりと言葉を綴った
『あなたの事は一通り資料で読んだ
あなたに関わる事は全て書いてあった
生まれや性格、親友、そして…うん、まあとにかく全部
それを踏まえて
あなたは血清を打つ前の自分と今の私を重ねているみたいだけど
それは間違いよ』
「間違い？」
彼女は黙って頷く
そして、僕の左胸に掌を当てた
『ここが私とは違う』
するとAの目が黄色く変化した
その瞬間、僕の頭の中に映し出されたのは
バッキー
アースキン博士
ハワード
かつて共に戦った仲間たち
そして
「…ペギー」
胸に当てられた彼女の手からじんわりと暖かさが伝わる
それはまるで、心臓に直接触れるかのように
しっかりと僕自身を捕らえていた
『…あなたは血清を打つ前も、その後も、氷で眠っていた時も、そして今も
誰かの為に生きてる』
言い終わった彼女は、手を離し
『勝手に視せてごめんなさい、でもこれでおあいこ』
と、僕の横を通り過ぎ、去っていった
ああなんと言うことだろう
僕はAに
心臓ごと捕まった
ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰー
Dear readers
お疲れ様です、作者のM-tAntです
お気に入りに加え、コメントありがとうございます泣
掲載したばかりなのに評価までいただけて…
今後の励みになります…！
駄作者ながら引き続き精進して参りますので
今後ともどうぞよろし行くお願いいたします泣
そして、ちょいちょい主人公の名前設定をし忘れてしまい申し訳ありませんTT
さらにもうひとつ、今作の長編の箸休めとして
短編集の掲載も考えております
リクエストやご意見等ございましたらお気軽にコメントください！
Thank you for reading
Have a good day
M-tAnt
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M-tAnt(プロフ) - Rubyさん» ありがとうございます泣 とても励みになります…これからも楽しんでいただけるよう努めます…！ (2020年9月20日 20時) (
レス) id: 9fb1a359d3 (このIDを非表示/違反報告)
Ruby(プロフ) - 続きが楽しみです！更新待ってます！ (2020年9月20日 12時) (レス) id: ccc02d9cf9 (このIDを非表示/違反報告)
M-tAnt(プロフ) - _krykhyhyさん» ありがとうございます 泣 何かと至らない作者ですが、そのお言葉で頑張れますT_T (2020年9月20日 10時) (レス) id: 9fb1a359d3 (このIDを非表示/違反報告)
_krykhyhy(プロフ) - お話好きです！更新楽しみにしてます！ (2020年9月20日 0時) (レス) id: bb966f0c42 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：M-tAnt | 作成日時：2020年9月19日 8時
