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君なら絶対飛べる！」
その瞬間、
自分の肩幅ほどしかなかった翼から光が放たれ
だんだんと大きく進化した
最大まで広がった翼は、自分よりも、ニックよりもおおきくなった
二「よし！！やったぞ！！」
そして、まだ少しおぼつかない動きで
旋回をする
『と、飛んでる！ニック私飛んでる！』
二「そのまま向こうの端まで飛んで、まっすぐ帰ってきてみろ」
『うん！
よーし！！』
私はそのまま翼を羽ばたかせ、訓練場の奥を目指す
奥の壁にタッチして、軌道を変えれば
ニック目掛けて全速前進
『ゴール！』
そしてそのままニックに抱きついた
ニックも私を抱きしめ返してくれる
ニ「ははは！A、私に買ったな！
その年で私に勝つなんて
君は大したもんだ！」
笑顔で私を抱き上げる彼は
今までに見た事のないくらい嬉しそうで
彼と初めて心が通じ合えた気がした
それに、初めて
Aって、名前で呼んでくれた
『当たり前でしょ！』
… … まったく、
私は何を見せられてんだか
__________...
『… … 、、、』
目を覚ますと真っ白な天井が視界に広がった
ト「やあ眠り姫、起きたか」
『…トニー』
ひょいっと顔を覗かせたトニー
椅子に座ったままキャスターで移動してきた
少し遠くではバナー博士が、やあと軽く手をあげた
… … …夢か
起き上がって、ぐーんと伸びをする
『私どれくらい寝てた？』
ブ「ざっと1時間くらいかな、気分はどう？」
1時間か…
それにしてはすごく長い夢を見た気がする
ト「いい気分に決まってるだろう、随分幸せそうな顔で寝てたぞ
ロキに頭をいじくりまわされた後とはとても思えないね」
トニーは得意そうに皮肉を言う
起き抜けからなんて扱いだ
『… … 夢を見てた』
トニーは、君はよく夢を見るな、なんて
ぶつくさ言いながら作業に戻った
ブ「へえ、どんな夢？」
『…小さい頃の記憶』
ニ「へえ、それは興味があるな
何歳の時だ？」
すると、いつの間にか入り口に立っていたニックが
こちらへ近づいてきた
『10歳』
ニ「10歳か…今と大して変わらないな
頑固で、強気で、大胆で、」
『はあ… もう、わかったからやめて
そんなの"当たり前でしょ"』
私は、得意気に笑った
『パパの子だもの』
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M-tAnt(プロフ) - Rubyさん» ありがとうございます泣 とても励みになります…これからも楽しんでいただけるよう努めます…！ (2020年9月20日 20時) (
レス) id: 9fb1a359d3 (このIDを非表示/違反報告)
Ruby(プロフ) - 続きが楽しみです！更新待ってます！ (2020年9月20日 12時) (レス) id: ccc02d9cf9 (このIDを非表示/違反報告)
M-tAnt(プロフ) - _krykhyhyさん» ありがとうございます 泣 何かと至らない作者ですが、そのお言葉で頑張れますT_T (2020年9月20日 10時) (レス) id: 9fb1a359d3 (このIDを非表示/違反報告)
_krykhyhy(プロフ) - お話好きです！更新楽しみにしてます！ (2020年9月20日 0時) (レス) id: bb966f0c42 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：M-tAnt | 作成日時：2020年9月19日 8時
