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二「今日から私が、君の父親だ」
そう言ってこちらへ手を差し伸べたのは
真っ黒な服に身を包み、左目には眼帯をした
世界一怖い男だった
___________...15年前
フィ「いいかい、A
君の目には不思議な力が宿っているんだ
それから、君に生えたその翼
これから生きていく上で、うまくコントロールする必要がある」
『A、普通の人とはちがうの？』
フィ「いいや、違わない
ただちょっと神様からの贈り物が
人より多かったんだ」
『じゃあAはとくべつだね！』
その通り！と、にっこりと微笑んだフィル
…あれ…なんだこれ
目の前に広がる光景は
幼い少女と、今よりだいぶ若く見えるフィル
少女は、まだ小さくか弱い翼を広げ
飛び立とうと、一生懸命ジャンプしている
ああ… … 懐かしい… … 確か、私が5歳の時だ…
『Aね、早くうまくとべるようになって
ニックより高くなるの！』
フィ「ははは！それは楽しみだ
だがまずは、私を追い越すことから始めよう」
二「コールソン、ちょっと来てくれ」
すると、そこに現れたのは
これまた若い姿のニック・フューリー
『ニック！』
私は抱きつこうと彼に駆け寄るけど
二「今私は忙しい
後にしてくれ
コールソンの代わりにナターシャを置いていく」
そう言って、軽くあしらい
こちらを気にするフィルと共に
足早にその場から立ち去ってしまった
… … … うわ〜、こんな幼い頃から
こんな扱いされてたんだっけ私
ショボンと肩を落とした私は
きゅっとナターシャの手を握る
『ねえ、ナターシャ…』
ナ「なあに」
『ニックはヨナのこときらいなのかな…』
ナターシャはそれを聞くと
幼い私の視線まで腰を落とし
にっこり笑う
ナ「そんなことないわ
きっとあなたとどう接していいかわからないだけよ」
『…A、ニックを困らせてるの？』
ナ「それもちがうわ、
そうね…
きっと今にわかる」
彼女は優しく頭を撫でると
さあA、外の芝生まで競争よ！と私の手を引いた
________...
場面は変わり、訓練場
少し背が伸び大人っぽくなった私
…7歳くらいかな？
『いち、にの、さん！』
高めの足場から大きくジャンプし
飛び降りた
マ「いいわよA、そのまま大きく翼を広げて！」
バサッ
…
…
…
『うぅわあ！！！』
ボフッ
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M-tAnt(プロフ) - Rubyさん» ありがとうございます泣 とても励みになります…これからも楽しんでいただけるよう努めます…！ (2020年9月20日 20時) (
レス) id: 9fb1a359d3 (このIDを非表示/違反報告)
Ruby(プロフ) - 続きが楽しみです！更新待ってます！ (2020年9月20日 12時) (レス) id: ccc02d9cf9 (このIDを非表示/違反報告)
M-tAnt(プロフ) - _krykhyhyさん» ありがとうございます 泣 何かと至らない作者ですが、そのお言葉で頑張れますT_T (2020年9月20日 10時) (レス) id: 9fb1a359d3 (このIDを非表示/違反報告)
_krykhyhy(プロフ) - お話好きです！更新楽しみにしてます！ (2020年9月20日 0時) (レス) id: bb966f0c42 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：M-tAnt | 作成日時：2020年9月19日 8時
