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ジェットから拉致され、崖に向かって
ロキが先に投げ捨てられた
その後すぐわたしもパッと手を離される
物理法則に従って、勢い余り
わたしはその場でよろける
ソ「4次元キューブはどこだ」
ロ「あぁ…会いたかったよ兄上」
ソ「冗談を言う気分に見えるか」
ロ「感謝して欲しいね、こんなことでもなきゃ父上のエネルギーでここへ送ってもらえなかったろうに
大好きな地球に」
『…っちょっとストップ、兄弟喧嘩なら星に帰ってからにし、』
ソ「お前は黙っていろ」
両手を広げ、2人の間に割って入るも
それはソーの手によっていとも簡単に突き放される
勝手に連れてきた割に扱い雑じゃない？
休むことなく繰り広げられる、次々と飛び交うお互いを罵倒する言葉の数々
親がどうとか、王がどうとか
私にはさっぱり
ソ「俺の愛する星を攻撃することで、俺に復讐する気か？
許さん、地球はこの俺が守るぞロキ」
ロ「はははははっ、守るだと？そいつは大した言い草だ」
ああもう、言ってることがめちゃくちゃ
ザザッ
ト「聞こえるか？エージェント A」
困っているところにナイスタイミング
トニーからの無線が入った
『聞こえる』
ト「君と姿を消したコスプレ兄弟はどうなってる？」
『目の前で大喧嘩してる』
ト「そいつはいい、実に仲が良いね
君を攫ったのは2人では解決できないから第三者を入れて話し合い、というところか？
名案だがその役目に君を抜擢するのは間違いだろう」
『はあ…
トニー、そう言うなら早く迎えに来て』
ト「おいおいまさか君が僕をご指名なんて
君には素敵な翼がある」
『わたしは超人兵士でも、鉄の塊を身にまとった男でも、ましてや緑の大男でもないの
こんな天気の中雷に打たれでもしたら、致命傷もしくは一生の終わり』
ト「うん、まあ…そりゃそうだ」
そうこう話している間にも
2人の喧嘩はヒートアップし、もう私が止めに入る隙もない
ト「…あと10秒だ、大人しく待っていろお嬢ちゃん」
やれやれ、と深いため息をついて
私はその場に座りこんだ
あと7秒
6
5
4
ソ「よく聞け弟よ、おれ、」
ヒュンッ
ロ「… … … 聞いてるぞ？」
3秒早くついたトニーは、そのままソーを掻っさらい
森へ突っ込んでいった
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M-tAnt(プロフ) - Rubyさん» ありがとうございます泣 とても励みになります…これからも楽しんでいただけるよう努めます…！ (2020年9月20日 20時) (
レス) id: 9fb1a359d3 (このIDを非表示/違反報告)
Ruby(プロフ) - 続きが楽しみです！更新待ってます！ (2020年9月20日 12時) (レス) id: ccc02d9cf9 (このIDを非表示/違反報告)
M-tAnt(プロフ) - _krykhyhyさん» ありがとうございます 泣 何かと至らない作者ですが、そのお言葉で頑張れますT_T (2020年9月20日 10時) (レス) id: 9fb1a359d3 (このIDを非表示/違反報告)
_krykhyhy(プロフ) - お話好きです！更新楽しみにしてます！ (2020年9月20日 0時) (レス) id: bb966f0c42 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：M-tAnt | 作成日時：2020年9月19日 8時
