May ページ24
結局あのまま寝てしまった…
ああ、起きるのが恥ずかしい。
なんてことを口走ってしまったんだろう…
横を見ると照くんはまだ寝てて
私は先に現場入りしなきゃだから
照くんを起こさないようにベッドを出た。
先に現場に来たのはなべくん、めめくんの撮影があるから。
午後からほかのメンバーも別件で合流をするスケジュール。
めめくんが撮影中、なべくんと話をしてると恋愛の話になった。
渡「なあ、Aってなんで彼氏居ないの？」
「え、なんで…？」
突然聞かれるからかなり驚いた。
渡「気になる」
「今は恋愛に興味ないかな〜。みんなと居ると楽しいし。なべくんは？」
渡「俺も居ない」
「モテるでしょ、絶対」
渡「うーん。そうでもないよ」
「この前も共演者の方に連絡先聞かれてたじゃん」
渡「え！見てた？！」
慌てるなべくんはいつにも増してかわいい。
めめくんたちからバブいと言われるのがよく分かる。
「一応マネージャーだからね」
渡「まじかぁ〜けど断ったよ」
「うん、それも見てた。あの女優さんキレイだったのに」
渡「まぁ、それはどうでもいいんだけどさ。今日メシ行かね？ふたりで」
「えっ」
渡「なんか予定あった？」
「ないけど」
渡「じゃあ決まりな」
結構ぽわぽわしてるように見えるけど
意外と強引なのはB型っぽいな、と思えてきた。
撮影を終えて、ちょうど他のメンバーと合流する時間になった。
照「おはようございまーす」
そう言って照くんが楽屋にやってきた。
入口に目をやると目が合って誰にも気付かれないように口角だけをあげて笑う彼。
この秘密の関係？にもドキドキしちゃってる。
…だけど気付く人が居るんだった。
阿「Aさん、ニヤけてるよ」
耳元で囁かれて
「ご、ごめん！」
思わず謝ってしまった。
阿「しっ！静かに」
阿部くんと目を合わせて笑う。
ラ「あ〜っ！阿部ちゃんとAちゃんがイチャついてる！抜け駆けダメ！」
そう言うとラウくんは私を引き寄せる。
これも日常となりつつあるので特に驚きはない。
もちろんドキドキはするよ？
向「ラウ、何抱きついてんの！やめや！」
こんなやり取りの中、照くんはただ笑ってるだけ。
昨日のは完全に私の自惚れだな、うん。
渡「あ、A。今日、夜何食べたい？」
その声に1番に反応したのは
照くんと阿部くんだった。
あれ？
あれれ？
照「は？ふたりで行くの？」
自惚れ説、どうなる？
、
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作者名：ichimaru | 作成日時：2020年5月26日 20時
