love ページ22
翌朝、目を覚ますといつもならランニングに行っているはずの照くんが隣でまだ寝てた。
う、、、腕枕、、、
ちょっと、いや。
かなり刺激が強すぎて頭がクラクラしてきた。
向き合って寝てたから顔がしっかりと見えて恥ずかしい
こうやって見るとまつげ長いし、お肌も綺麗
ケアしてるところとか見せないのがプロだよなあ…
照「んん…」
あっ、やばい起きる！
そう思ったときには遅かった。
照「なに、見てんの、」
寝起きの掠れた声がまたセクシーすぎる。
そしてそのままぐっと体を引き寄せられて両足でホールド。
えっ、やばい。
控えめに申し上げて反則です…
いたたまれなくなって
「照くん、起きなきゃ…」
と言ったものの
照「何言ってんの、今日はオフだよ」
「あ、」
パニックすぎてスケジュールが飛んでた。
「けど、照くん、ちょっとこの体勢は…」
そう言ったけどすでに照くんは規則正しい寝息を立てていた。
恥ずかしい…
結局私も寝てしまってたみたいで
次起きた時には逆に照くんに顔を覗き込まれてた。
照「おはよ」
「…おはよ」
傍から見たら恋人同士の目覚めなのに、
なんでもない私たちの関係って一体…？？
結局その日はお互いにダラダラと過ごしてしまってまてすぐに夜が来た。
照「じゃあそろそろ部屋行くね。おやすみ」
「うん。おやすみ」
そう言ってそれぞれの自室に戻ったものの
ひとりで寝るのはも落ち着かなくてなかなか寝付けない。
気が引けるけど
もうどうにもなれ！という気持ちで
照くんの部屋のドアをノックした。
「照くん、」
照「はーい、どうぞ」
部屋に入ると照くんは軽くトレーニングをしてたみたい。
「邪魔してごめん」
照「全然。どうした？」
「…今日、こっちで寝てもいい？」
我ながら大胆なことやってるな、と思いつつも
照くんには女として意識されてすらないから
照「うん、いいよ」
と特に驚かれることもなく受け入れられてしまう。
照「シャワーしてくんね」
他意はないのにドキドキしてしまう。
…他意があってもいいのにな、なんて。
このことがあってから私は照くんと毎晩一緒に寝ることになった。
不思議な関係。
、
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作者名：ichimaru | 作成日時：2020年5月26日 20時
