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あのあと照くんから
ありがとうと連絡が来たっきり。
多忙な毎日だって分かってるけどさすがに淋しい。
「ああ！淋しいって何…違う違う…」
自宅でコーヒーを淹れながら自分につっこむ。
照くん。
会いたいんだけど
そう思ってコーヒーに口をつけようとしたとき
突然鳴るインターホン。
思わずビクッと身体が跳ねる。
誰だろう？
そう思いモニターを見ると照くんだった。
「こんなことあるんだ」
以心伝心みたいで嬉しい。
はーいと返事をし、ロックを解除してドアを開けた。
照「おはよ〜ごめんね、突然」
「おはよ！いきなりどうしたの？」
照「あと2週間くらいで一緒に仕事することになるけど…引越しの準備しといて」
待って
話についていけない
「ここからは通えないってこと？」
照「通えるけど会社が手配したらしいから」
「そうなんだ。分かった。ちなみにいつ？」
照「来週」
来週？！
「全然時間ないじゃん(笑)急がなきゃね」
照「だから今日、手伝おうと思って」
「え？！ダンボールとか何も無いし…」
照「今から来るよ」
あれ？照くんってこんな強引な感じだったっけ？
おやおや…？？
新しい一面とか今更見せられちゃったら
また好きになっちゃうよ
…好きになっちゃうよ、じゃない！だめ！
「自分でやるから大丈夫だよ？照くんお仕事あるだろうし…」
照「こういう時くらい甘えてよ」
私の気持ちもしらないで、そうやって優しくする！
なんなの！
「…じゃあお言葉に甘えて…」
そして欲望に負けてしまう私であった
〜完〜
いやいや、〜完〜じゃない！！
照くんは午後からお仕事あるらしくて
それまでお手伝いしてくれることになった。
黙々と作業を進めてたら照くんが声を上げた。
照「あれ？この手紙まだ持ってたの？」
あ…
やばい…
「お守りみたいな感じだから」
照くんが見つけたのは
照くんがジャニーズに入る前に私にくれた手紙だった。
照「ずっと大好きって書いてる！恥ずかしい！」
私だけがたぶんずっと大好きなんだろうけど
その言葉を今でも信じてたりするんだよ。
時刻は間もなく13時。
照「…そろそろ仕事行こうかな。また明日来ていい？」
「明日も？！…照くんがいいなら、待ってる」
照「じゃあ、また明日ね」
「行ってらっしゃい！」
思わず言葉が出て
照「行ってきます」
返ってきた言葉にまたにやけてしまう。
ダメだと分かってるのに好きを止められない
、
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作者名：ichimaru | 作成日時：2020年5月26日 20時
