七十六話 ページ1
｢命知らずめ...ピーカの声を笑うことは死を意味するんだぞ｣
｢イヒヒヒッ...しっかし飛ばされたな、ここどこだ？｣
街の原型がなくなりつつあるこの状況、自分たちがどこにいるかすらも把握しづらくなっている。
私たちの元に歩いてきてルフィさんに話しかける男がひとり。
｢麦わら｣
｢キャベツ！｣
｢海賊狩りのゾロか...そしてトラファルガー・ロー！｣
キャベンディッシュはいきなりキャプテンに攻撃をする。
『何するのよ』
｢確かお前は堕天使のヴァイス・A...お前も僕の人気を...返せ！最悪の世代！！｣
キャベンディッシュは、今は麦わらの一味を狙わないと言う。長鼻さんに救われたそうだ。
そしてご親切にも彼はキャプテンの帽子を持ってきてくれていた。嫌な予感がしたので帽子を奪い取り、キャプテンにかぶせた。
放っておいたらキャベンディッシュがひとり劇場が始めたので私たちは退散した。
『あ、ルフィさん、鬼哭持ちますよ』
｢あ？イコツ？｣
『キャプテンを殺さないでください、その長い剣です』
｢お前が殺してるだろ｣
話しながら走ると、また道を塞がれてしまう。
正直、海賊はいいが、国民には手を出したくないところだ。
皆、生き残る為にやっていること。普段なら自分からそんなリスクのあることは絶対しないはずだ。
すると違う通りから何度も聞いた声。チンジャオ達だ。
面倒になる前に走ってたが追いつかれた。が、彼はもう恨みは一切ないと言う。
もともと彼らはドフラミンゴの商売を潰しに来たとのこと。まァほぼ目的は一緒だ。
チンジャオは恩返しでドフラミンゴを倒すと言うが、勿論ルフィさんはやめろと返す。
すると続々とコロシアムの戦士がこの場にやってくる。
皆、口々に合わせて言うのは｢ドフラミンゴを倒す｣
その中でも、おもちゃにされた者達は｢恩返し｣
剣士さんが｢援護に回ってくれ｣と提案するが、我が強すぎてこの睨み合いに終わりが見えない。
また、私たちの首を狙う奴らがこちらへと来るが、さっきまで睨み合っていた彼らが率先して行ってくれた。
『行きましょうか』
｢おう、あ〜ウーシー！｣
｢牛？｣
『コロシアムでルフィさんが仲良くなったかわいい牛ちゃんです』
｢...(かわいい、か？)｣
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 137人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：つんてん | 作成日時：2022年11月3日 19時
