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「興味あることは今のうちにやっといたほうが良いでしょ。人間なんてすぐ死ぬんだから。俺も後悔まみれになんのは嫌だからこうやって自由に生きさせてもらってんの。マ、君に分かってもらう必要はないからそのまま『迷惑〜』って思っててもらって大丈夫よ」
「えー。嫌なら着いて来なけりゃいいじゃん。別に俺は着いてきて〜なんて頼んでないし」
「俺サングラス何処に仕舞ったんだっけ? アレないと外出れない、いや、出れないってことはないけどとりあえず困るから勘弁してほしいな〜」
「多少の怪我はあるにしろ、俺はそんなに気にしてないし給料が良いからありがたいね。これでいつでも旅に出れるや。そういやさ、また行きたいとこあんだけど〇〇ちゃんもどう? 俺につきあってくれる?」
「あは、何それ超面白いじゃん。ね、俺にもっとその話聞かせてよ。……何言ってんの、んふふ、多分笑わないから安心してよ」
「……っはー、笑った笑った。ごめんって。いや、純粋に俺らより遥かに長ーく生きてる妖サマが人間に振り回されてんのが面白くってさ。あーヤベ、思い出すだけでまた笑えてくる」
「今腕逝った? あー、いつぶりだろ。中学生……いや、小学生かな? あ、違うわ。つい最近折って姫ちゃんに心配されたんだっけ。この仕事始めてから怪我の治りが早いから忘れちゃうんだよな」
「なんだかんだ言って君は優しいよねぇ。本気で殺そうと思ってんだったらもっとギュッと絞めないと。ちょっと息苦しかったくらいで俺今ピンピンしてるし。……あは、そう怒んなって。別にからかってるわけじゃないし。で、どう? 人の首を絞めてみた感想は。とりあえず満足した?」
「んー、別に良いかなって。まだやりたいことはいっぱいあるから死ぬわけにはいかないけど、ありがたいことに殺すつもりはないみたいだからひとまず様子見〜。今んとこはね、割と気を引こうと頑張ってるように見えるから可愛いよ。そうだ、俺のバディ見に来る?」
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作者名：雨宮 | 作成日時：2023年1月8日 11時
