♥ ページ19
任務続きで疲れてた
2級術師とはいえ、万年人手不足のこの界隈。任務など山ほど来る
「(だからって、気を抜いて内臓えぐられるなんて)」
術師失格だ
補助監督「もうすぐですから、お気を確かに！」
「…ちょっと、寝ます」
補助監督の声なんか聞こえず、私は深い眠りに落ちた
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
夢を見た
憂太が、みんなが、離れていく夢
追いかけでも追いかけても、距離は縮まらなかった
「ゆ、たぁ」
手が、空を斬る
白い天井
ここ、どこ
「え、あ。どういう状況？」
家入「医務室だ。
危なかったんだ、だいぶ危険な所刺されてたからな」
そっか、あのまま寝て、運んできてくれたのか
「迷惑かけてすみません。あの、私は」
家入「1週間安静かな。後、多分それはお前の恋人に言うべきだと思うよ」
乙骨「Aちゃん！！！」
家入「じゃ、私は外出るから」
憂太が家入さんに頭を下げて、焦った様子でこっちに来る
乙骨「ほんと、心配した……」
「ごめんね、何日寝てた？私」
乙骨「2日だよ。どうしたの、疲れてた？」
「3連続大きい任務続いてて、気が抜けてたの」
乙骨「上に言ってもらおっか？もうちょっと減らしてって」
「いやいやそこまでじゃないけど。テスト期間で寝不足だったのも相まってね。憂太こそ、忙しいのにごめん」
特級なんか、私より遥かに忙しい。五条先生じゃないし、憂太は身体をよくうごかすからさらにだろう
乙骨「忙しい事より、Aちゃんが起きるかどうかで心身削られてた……ほんとに起きてるよね、生きてる？」
「生きてるよ。てか、なんでずっと抱きついたままなの」
乙骨「しょうがないでしょ、2日間も触れてないの。
いっその事さ、この仕事辞めて僕と一緒に暮らそうよ。お金の心配なんてしなくていいし、それでいいじゃん」
だいぶ心身を削られているらしい
「だって、それじゃ憂太が先にいなくなっちゃうでしょ。
真希にも、狗巻にも、パンダにも会えないなんて、私やだ。いなくなっちゃ嫌だから、」
いなくなるなら、一緒に
乙骨「……ごめん。いなくなんかならないし、みんな一緒だよ。
ほんとに、Aちゃん毎日頑張ってるし、偉いよ。だから無理しないで。任務なんかいつでも変わるし、空いてたらついて行ってあげる。
ずっと、一緒だよ」
重いとか思う事も多いけど、多分、それは私も大概だと思う
「だいすき、ほんとに」
続く (更新停止中)
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しょーゆ - 凄く面白いです！好みにぶっ刺さりました。無理のない範囲で更新頑張ってください！ (10月29日 6時) (
レス) @page14 id: 3bdb915083 (このIDを非表示/違反報告)
kuzu12(プロフ) - ああさん» わ‼️めっちゃ嬉しいですありがとうございます‼️ (10月28日 23時) (レス) id: c4de797022 (このIDを非表示/違反報告)
ああ - 面白いですね！続き楽しみにしてます！これからも更新頑張ってください！ (10月28日 10時) (レス) @page12 id: 951a2a07c6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：kuzu12 | 作成日時：2023年10月12日 20時
