祭り * ページ49
今日は楽しみにしてたお祭りの日。
俺は少し暗くなった公園で
小鳥遊さんを待っている。
この日のために、タンスの奥に
閉まっていた甚兵衛を
引っ張り出してきて、
馴れないヘアセットもしてきた。
……つまりは、そう。
告白できたらな、と思ってる。
いつもかけてるメガネも
今日はコンタクトにして、
花火も綺麗に見える穴場も調べた。
気合いは十分に入ってる。
ただ、それをアイツらに
気付かれてるのが、一番の問題だ。
邪魔が入ってきませんように…！
神様に願ってる最中、
遠くから彼女の声が聞こえた。
「翡翠くーん！
ごめん、待ったっ…？」
『いや、そんな待ってな、い、けど…』
振り返ると、そこには浴衣姿の彼女が。
ヒスイ色の花柄浴衣に、黄色の帯。
髪飾りのピンクの花がいい感じで…
「…どう、かな…？」
『……可愛い。ちょー似合ってる。』
「ま、真顔でそんな事言わないでよ！
照れちゃうじゃん…！」
ポーッと顔が赤くなる。
あぁ、本当に可愛い。
絶対に今日は成功させてやる。
そう、強く思ったのに……
『何故お前らがここにいる。』
「えー、だってー、
せっかくのお祭りなんだもーん！」
「…二番くん、本当にごめん。」
お祭り会場に着くと、
いつものメンツが。
のっくんまでいやがる。
あからさまな顔をしていた俺に、
にーちゃんはコッソリと謝ってきた。
『俺の計画が……』
「大体な、あんなん聞いたら、
邪魔したくなるに決まってるやろ。」
『ぜっちゃんの鬼。』
「何とでも言え。」
全部水の泡じゃん。
こうなったら、
タイミングを見計らって、
抜けるしかない。
小鳥遊さんを見て、鼻の下を伸ばす
男共なんか見たくねぇし。
てか、俺以外に隣に並ぶんじゃねぇ。
俺だけで十分なんだよ。
なんて言えるわけもなく、
人の流れに任せて歩く。
「あ、チョコバナナある！
翡翠くん、買ってきてもいい？」
『俺もついていく。』
「ありがとう。」
目を輝かせてる彼女。
視線の先はもちろんチョコバナナ。
「いらっしゃい！
お嬢ちゃん、どれにするー？」
「凄い、可愛くデコられてる！
これにしようかな〜！」
「はい、どうぞ！
落とさないように気を付けて！」
「ありがとうございます！」
チョコバナナを受け取ると、
その場から離れた。
そして、かぶり付く彼女。
口元にチョコを付けてる所とか、
可愛いを通り越して、もう愛しいよね。
にやける口元を隠した。
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翡翠(プロフ) - イヴさん» そうですね…何処でもそうですが、ファンが一番気を付けないといけませんね…上の階からしゃがんで見ていたので、何度も殴られました…正面からだったので、メンバーも見てます(特にのっくん)とても悲しかったです… (2018年9月4日 23時) (
レス) id: 66b59b2fd4 (このIDを非表示/違反報告)
イヴ - ファンマナーを守れないと今後のMeseMoa.の皆さんのこれからの活動に影響してしまうかもですもんね…。イルミィの皆が意識してもっと自覚して、行動しなくちゃいけませんよね!!!ペンライトでの頭、大丈夫でしたか？ (2018年9月4日 22時) (レス) id: 6445a912e7 (このIDを非表示/違反報告)
翡翠(プロフ) - イヴさん» 何とか逃げていたので大丈夫なはずですけど…もっともっと気を付けなくてはいけませんよね… (2018年9月4日 0時) (レス) id: 66b59b2fd4 (このIDを非表示/違反報告)
イヴ - 翡翠さん» えぇ！？ペンライトで頭を！？うぁ…。あおいくん…だいじょぶだったんですかね…。イルミィのマナーは。もっと徹底的に…意識していかなくては…。いえ！更新頑張ってください！楽しみにしています！！ (2018年9月3日 22時) (レス) id: 6445a912e7 (このIDを非表示/違反報告)
翡翠(プロフ) - イヴさん» 長文すみませんでした…ありがとうございます！！これからも楽しんでいただけるよう、頑張ります！！ (2018年9月3日 0時) (レス) id: 66b59b2fd4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：翡翠 | 作成日時：2018年8月8日 1時
