闘争心 * ページ41
起きた直後の質問責め。
その後、のっくんは俺を呼び出した。
こっぴどく説教を受けるのでは…
と、思いきや、全力でハグされた。
「二番くん、
ホンマにマジでありがとう…！」
『…！？』
「あんな顔したAちゃん初めて見た！
親戚のお兄さん的な
立ち位置っていうの？
めっちゃ嬉しい！
いや、親戚のお兄さんなんやけど！」
頭の中にはてなが浮かびまくる。
状況が理解できない。
俺、怒られるんじゃないの？
『怒んないの？』
「起こるも何も、何に対して？
あれだけ堂々と宣言されたら
怒られへんって(笑)」
『……変わってる。』
「お互い様やろ？
俺は応援してるから、頑張ってー！」
『言われなくても。』
てか、親戚のお兄さんに言われたら、
頑張るしかない。
絶対にあおいととみたけなんかに
負けてたまるか！
と、闘争心を燃やしながら、
海辺で遊ぶ小鳥遊さんたちを見つめる。
『……可愛い。』
「煎じ、声に出てるぞ。」
『あっ。』
「いくら堂々と宣言したからって、
気ぃ抜きすぎやろ。
あおいくんに取られんで。」
『…行ってくる。』
「行動力の神やな。」
うかうかしてらんない。
そう思うと、俺はその場から離れ、
ビーチバレーをして遊んでる
小鳥遊さんたちの輪に入った。
『俺も入れて。』
「二番くんも来たー！珍しいー！」
「煎じ、行くよー！」
あおいから飛んできたボール。
この長身を行かせるのは、
バレーぐらいしかないから、
何とか返していく。
彼女も必死に動いている。可愛い。
「Aちゃんいくよー！」
「煎じに決めちゃえ！」
「…はいっ！」
『痛っ！！』
とみたけみたいに
顔に当たらなかったものの
顔を庇った腕に当たった。
勢いで倒れた俺を見て、
ギャハハ、と笑うとみたけたち。
服の上からだけど、ヒリヒリする。
「Aちゃんナイスー！(笑)」
「翡翠くん、ごめん…！」
駆け寄ってくる小鳥遊さん。
立てる？と手を差し伸べるけど、
この角度からだと
Tシャツの中身が見えてしまうわけで。
『立てるから大丈夫…』
「…本当にごめんね。」
手を取らず、一人で立ち上がった。
そんな俺を怒ってると思ったんだろう。
悲しそうな顔をしたから、
海水を思いっきりかけてやった。
「きゃっ…！」
『小鳥遊さん。
今からあいつらを
ずぶ濡れにしてやろうぜ。』
「……うん！」
俺らは目を合わせると、
いつかのチームプレイの時のように、
同じタイミングで水をかけに向かった。
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翡翠(プロフ) - イヴさん» そうですね…何処でもそうですが、ファンが一番気を付けないといけませんね…上の階からしゃがんで見ていたので、何度も殴られました…正面からだったので、メンバーも見てます(特にのっくん)とても悲しかったです… (2018年9月4日 23時) (
レス) id: 66b59b2fd4 (このIDを非表示/違反報告)
イヴ - ファンマナーを守れないと今後のMeseMoa.の皆さんのこれからの活動に影響してしまうかもですもんね…。イルミィの皆が意識してもっと自覚して、行動しなくちゃいけませんよね!!!ペンライトでの頭、大丈夫でしたか？ (2018年9月4日 22時) (レス) id: 6445a912e7 (このIDを非表示/違反報告)
翡翠(プロフ) - イヴさん» 何とか逃げていたので大丈夫なはずですけど…もっともっと気を付けなくてはいけませんよね… (2018年9月4日 0時) (レス) id: 66b59b2fd4 (このIDを非表示/違反報告)
イヴ - 翡翠さん» えぇ！？ペンライトで頭を！？うぁ…。あおいくん…だいじょぶだったんですかね…。イルミィのマナーは。もっと徹底的に…意識していかなくては…。いえ！更新頑張ってください！楽しみにしています！！ (2018年9月3日 22時) (レス) id: 6445a912e7 (このIDを非表示/違反報告)
翡翠(プロフ) - イヴさん» 長文すみませんでした…ありがとうございます！！これからも楽しんでいただけるよう、頑張ります！！ (2018年9月3日 0時) (レス) id: 66b59b2fd4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：翡翠 | 作成日時：2018年8月8日 1時
