ユリカモメ ページ24
『良いところに止まってくれた…！』
目の前にユリカモメさん。
少し先に止まってくれたから、
羽繕いをしてる所をひたすら撮った。
「何撮ってんのー？」
『ぷんちゃんさん…』
「ぷんちゃんでええで？」
『……ぷんちゃん。
ユリカモメさんを撮ってます。』
「ユリカモメ？」
あれって電車じゃなかったっけ？
と、首を捻るぷんちゃん。
出会った頃の翡翠くんみたいで、
思わず、笑ってしまった。
「え、何で笑うん！？
間違ってへんやろ！？ 」
『確かにそうですけど(笑)
ユリカモメさんは
カモメ科カモメ属の
立派な鳥類ですよ。』
私は撮った写真をぷんちゃんに見せた。
すると、へぇ〜と声を漏らし、
まじまじと写真を見つめる。
「こんな顔してるんやぁ。
めっちゃ可愛いなぁ。」
『でしょ？
ユリカモメさんって可愛いんです。』
「本当に鳥好きやねんなぁ。
とみたんとかあおいくんから
聞いてはいたけど。」
『……鳥ちゃんは可愛いですから。』
「ふふっ、そうやな。」
優しく笑ったぷんちゃん。
子供に好かれそうな人だなと思った。
「そろそろお昼の時間やし戻ろっか。」
『そうですね。』
「何食べよっかなぁ〜。
どうせなら海の家で食べたいなぁ。」
『混んでそうですけどね…』
お昼は何が良いとか、
お昼の後は何がしたいとか、
そんな話をしながら、
のっくんたちの所へ戻る。
「二人ともお帰り。」
「綺麗に撮れた？」
『うん。ユリカモメちゃん、
間近で見たのは初めてだったから、
テンション上がっちゃった。』
「へぇ〜、どんなんなん？」
先程撮った写真をのっくんに見せた。
周りの人も食い付いてくれる。
「めっちゃ綺麗に撮れてるやん！」
『カメラがいい仕事をしてくれた。』
「俺さ、最初ユリカモメって聞いた時、
電車かと思ったんよ(笑)
そしたら、笑われてん(笑)」
『だって…
二番くんと同じ事言うんですもん。』
「俺？……あぁ、カワセミ？」
『そう。それがおかしくって。
二人、仲良いんですね。』
そう言うと、二人は照れたような、
嬉しそうな顔をした。
「ねぇ、皆〜！
海の家空いてたよ〜！」
「やった！早く行こー！」
「俺海の家行きたかってーん！
めっちゃ嬉しいわぁ！」
「小鳥遊さんも行こう。」
『ぁ、うん……！』
私は前を歩く皆の後ろを、
翡翠くんとのっくんと歩いた。
先行っててもいいって言ったのに、
待っててくれる所が本当に優しくて、
二人の大好きな所でもある。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 82人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
翡翠(プロフ) - イヴさん» そうですね…何処でもそうですが、ファンが一番気を付けないといけませんね…上の階からしゃがんで見ていたので、何度も殴られました…正面からだったので、メンバーも見てます(特にのっくん)とても悲しかったです… (2018年9月4日 23時) (
レス) id: 66b59b2fd4 (このIDを非表示/違反報告)
イヴ - ファンマナーを守れないと今後のMeseMoa.の皆さんのこれからの活動に影響してしまうかもですもんね…。イルミィの皆が意識してもっと自覚して、行動しなくちゃいけませんよね!!!ペンライトでの頭、大丈夫でしたか？ (2018年9月4日 22時) (レス) id: 6445a912e7 (このIDを非表示/違反報告)
翡翠(プロフ) - イヴさん» 何とか逃げていたので大丈夫なはずですけど…もっともっと気を付けなくてはいけませんよね… (2018年9月4日 0時) (レス) id: 66b59b2fd4 (このIDを非表示/違反報告)
イヴ - 翡翠さん» えぇ！？ペンライトで頭を！？うぁ…。あおいくん…だいじょぶだったんですかね…。イルミィのマナーは。もっと徹底的に…意識していかなくては…。いえ！更新頑張ってください！楽しみにしています！！ (2018年9月3日 22時) (レス) id: 6445a912e7 (このIDを非表示/違反報告)
翡翠(プロフ) - イヴさん» 長文すみませんでした…ありがとうございます！！これからも楽しんでいただけるよう、頑張ります！！ (2018年9月3日 0時) (レス) id: 66b59b2fd4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：翡翠 | 作成日時：2018年8月8日 1時
