求婚されたので承知したら逆に断られました。は？【鬼滅の刃】

37.喜んで！！ ページ39

善「もうあんな驚愕させるような事しないでよね！！」


『うっ、…ごめんなさい……』


善「せっかくのあ、逢い引きなんだし…ゆっくり過ごそうよ……」


『えっ？』


善「ごめん何でもない！！！！！！」





そ、それは私と長く居たいと解釈しても良いのか…？？

そ、そう言う事なのか？！？！

ま、まさか善逸さんって私の事………

いやいや！！有り得ないか…！！

夢を見すぎだよね…！！

キラキラ笑顔の彼とは裏腹に、私はその言葉を根に持ってしまっていた。





善「……あのね？今日の逢い引きは本当はただご飯を食べて洋服買って って目的で来てないんだ…」


『えっ？それって暇つぶ……』


善「あー！！違うよ！！勝手に解釈しないでぇ？！もっと真剣な話だよ！」





暇つぶしに誘われたのでは無いのか…？？

じゃあ何で逢い引きに誘ってくれたんだろう…

も、もしかして 私売られる？！？！

ハラハラとした気持ちで彼が言葉を続けるのを待った。





善「Aちゃんの将来を、俺に、預けて欲しいんだ。 このことを言うために誘ったの！！」


『えっ、あの…それって』


善「うん。Aちゃんへの告白だよ。冗談抜き」





顔周りが今までに経験した事が無いくらいぶわわわ と熱くなった。

善逸さんと…両思い？！？！？！

本当に？！？！


これまでに感じたことのない嬉しさだ。

夢か？

夢なのか？！

夢ならば覚めないでくれ…！！！


真剣な彼を前に私は必死にそう願っていた。

夢じゃないとすれば………私の妄想？！

いやいや、なら妄想な尚更恥ずかしいな…





善「Aちゃん…俺、最初まさか承諾してくれると思わなくて逃げちゃったけど……今度こそちゃんと告白したかったんだ。今度は逃げないし、返事もちゃんと待つから………へ、返事が聞きたいな…！」


『えっ、あのっ…！！！』





ああ、これは現実だ。

なんて幸せなんだろう。

そうか あの時私断られたんだ。

でもいつしか恋心を本気で抱いちゃって、今その逆に断って恋した人に告白されてるのか。

そんな事あるのか と改めて思い、心の中で少し笑ってしまった。


そんなごちゃごちゃした気持ちを抑え、私は後に続いて言った。





『今度こそ、喜んで！！』









_END_

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