求婚されたので承知したら逆に断られました。は？【鬼滅の刃】

22.思い出す ページ24

『今日はありがとうございました…』


善「ううん！こちらこそありがとね！夜の外出は禁止だよ？！」


『何度も聞きましたよ！』





会う度に言うその 夜の外出禁止 とは、まだ世間知らずな私には理解が難しかった。

通り魔とかかな…？





善「あ、また敬語に戻ってない？！そんなに話しずらいかな？！？！」


『え、あ、癖で！！』


善「そっか！なら外れるまで俺諦めないね！」


『へ？』


善「Aちゃんともっと仲良くなって、その後は……うぃひひ！！！」





その後は…？

頭を悩ませる事に首を少し傾げてしまう。





善「じゃ！また今度、いやまた明日ね！」


『は……うん！』





自分の家の前で別れ、善逸さんは私が見えなくなるまで時々に後ろを振り向きながら手を振ってくれた。

姿が見えなくなったので、家へ入ろうと玄関に足を入れたとき時、それを止めた。



そう言えば…きゃらめる。

母に渡した後、どうしてもモヤモヤが消えなかったためきゃらめるを作り置きしておいた。

今からでも遅くないかな…？

善逸さんが歩いたのは一本道だし、走れば多分追いつくはず！


私は急いで家の棚にしまって置いた瓶を取り出し、善逸さんが歩いていった道を駆けていった。




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