求婚されたので承知したら逆に断られました。は？【鬼滅の刃】

11.大丈夫かい？ ページ13

少し賑わっていた街中を、1人誰かに渡すはずだったきゃらめるを持って歩いていた。

禰豆子さん……凄く可愛らしかったなぁ。

あれなら善逸さんが惚れ込む理由が分かるな。

婚約者がいるのにあんな求婚していて良いのか？？

浮気……にならないのかな。

いや、善逸さんはそんな事しない人だ。

何か別に理由が_____





「お嬢さん、涙流してるけど大丈夫かい？」


『えっ？』


『す、すみません。大丈夫です。心配ありがとうございます。』


「そう？ちり紙あげるから拭いときな。」


『……ありがとうございました』





どうやら無意識に涙を流していたようで。

なんで流れたんだろう。

先程貰ったちり紙で涙を優しく拭った。

目にゴミが入ったのかな？

コシコシと拭いている時にはもうすっかり涙は止まっていて。


理由は分からなかったがとにかく今は、家に帰ることだけに集中した。




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『ただいま〜』


「お、おかえり！どう？何か教えて貰えた？」


『きゃらめるって言う甘いお菓子の処方教えて貰ったよ。』


「あ、それ今街で評判なやつね！！」


『結構作ったから一緒に食べよ』


「あらほんと？！ありがとうねぇ」





きゃらめるを渡したかったのは母なのか。

それは私にも分からない。

だけど何か、モヤモヤが残っているような気がする。




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