煉獄先生は私が嫌い！【鬼滅の刃】

22.計画通り(ゲス顔) ページ26

放課後、授業が終わり今週も終わった〜！という気持ちで帰ろうとすると煉獄先生に後ろから声をかけられた。





煉「小鳥遊先生。先程の昼休憩の時で話がある。」





その声は少し怒っているかのような声だった。

勿論そんな声に逆らえる訳にも行かず、「は、はい」と怯えながらも応えた。





煉「……単刀直入に言う。何故我妻に食べさせようとした？」


『食べさせてください と言われたからです……』


煉「お願いされたから という事か？」


『は、はい』


煉「なのに君は俺の誘いには断るのか？？」


『…！』





言われて見れば、私は煉獄先生を差別している と言う事になるのではないか？

あの時素直に聞いておけば良かった…

そうしたらこんな複雑な関係にならなかったのに……





『…あの、怒ってます？』


煉「あぁ。怒っている！！！」


『……今度一緒に食べに行きましょう！！』


煉「何人でだ？」


『えっ？』


煉「何人で行く？！？！」


『ふふた、二人です！』


煉「では明後日の日曜日、昼の十二時にキメツ広場で合流しよう！！」





そう言った先生はバッ と立ち上がりササッ と何処かへ消えてしまった。





「……良かったな。」


『宇髄先生、今何が起きました？』


宇「お前がデートに誘った。」


『で、デートとかそんなんじゃないです！！』





いや、本当ですよ？

私はただ、煉獄先生と、二人でラーメンとか餃子とか……


ちょっと待って、私 二人で って言った？？

嘘でしょ？？

二人で行くのはさすがにもうデートですよね？？





『どうしよう二人でって言っちゃった…！』


宇「二人の方が良いだろ。他の女がいたらどう思うよ。嫉妬するだろ？」


『そ、そうだけど…確かに……うん。それな。』





今週の疲れも今の一瞬で全て吹き飛び、日曜日の服は…とかメイクは何系？とか私の頭はごちゃごちゃになったまま、気づけば土曜日になってしまっていた。




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