飴玉が1個目 水木side ページ2
戦争で生き残りたい。タヒにたくもない。
たったその一心で戦ってきた筈なのに。
上官に殴られる日々。目の前でタヒに逝く仲間たち。
「俺を殺してくれ」
そう叫んで、突撃したことを今でもよく鮮明に覚えている。
しかし誰も殺してくれなかった。
たった仲間である1人の手によって、大人数の敵軍を葬った。
敵軍を馬鹿にするように、人を馬鹿にするように笑った彼は。
俺と同じ人間だと信じられないくらいで精神崩壊でもしてるかのようで
彼は俺と同じ「普通」の人間ではなかった。
戦場でぽつんと返り血が浴びた1人が立っていた。彼が空を見上げて確かこう言った。
「ははっ!!皆弱すぎて笑っちゃうなぁ!!!!」
頭のネジがどこか飛んでいった彼のお陰で無理矢理生かされた。
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眠吐(プロフ) - そばがきさん» そばがきさん、コメントありがとうございます!!凄く励みになります〜!!受験終わったら更新沢山出来ると思うので、楽しみにしててください〜!!🙌🙌 (1月21日 8時) (レス) id: e1cef63b45 (このIDを非表示/違反報告)
そばがき - めちゃくちゃ面白いです!!毎回更新楽しみにさせてもらってます、これからもがんばってください、応援してます!! (1月20日 22時) (レス) @page17 id: 5fd22facb9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:眠吐 | 作成日時:2024年1月15日 14時