六話 先輩を殴りたい ページ7
……どうするか
恐らく今の木葉さんの言動で、周りはあたかも俺に子供が居ると勘違いしただろう。
……どうやって勘違いを解く？
A,普通に冗談ですと言う
→またもや勘違いされる危険性あり
B,子供なんて居ないと言う
→「いや俺赤葦に子供居るなんて一言も言ってないけど？」と木葉さんに言われ自分から地雷を踏む可能性あり
C,練習に支障ないし試合中でもないしどうでもいい
→こ れ だ
別に勘違いを解く必要なんてないじゃないか。
噂なんてそのうち無くなるし、つか噂を消した方が誤魔化しているように見えるしなによりめんどくさい。
俺は勝手に自分でそう解決させ、「では」と足早に教室へ向かった。
昼休みにて。
毎度毎度お馴染みとなったバレー部レギュラーで集い、昼食を摂っていると、何を血迷ったか木兎さんが口を開いた。
「なああかーし、朝練後の子供がなんちゃら？……っつうやつってどういうことだよー。俺あんま難しいことわかんねぇけどよー。」
「……は？」
なんであんたはこんな時だけ記憶力が超良いんですか、と言いそうになったのはさておき。
とりあえず木葉さんのあのニヤニヤした巫山戯た顔はぶっ潰してやりたいですよね。分かります。
俺は動揺を感じ取られないように、ポーカーフェイスで会話に挑んだ。
「ただの親戚の子供ですよ。預かってるんです。今日から新しい学校みたいですケド」
なんの飾り気もなくそう言うと、鷲尾さんがいつもの無愛想な顔で口を開いた。
「親戚の家に預けたからって、わざわざ転校したのか？」
「……え？」
……考えてみれば、確かに……そうなる。
終わり
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MiSo(プロフ) - 続き楽しみです！！無理しないで更新頑張ってください！！応援しています！！ (2020年7月6日 21時) (
レス) id: 78c105b37d (このIDを非表示/違反報告)
推しが違う?よろしい。ならばクリーク【ミノ】(プロフ) - 由瑞さん» (今はこちらが本垢です)ありがとうございます……！恐縮でございます……更新頑張ります！御観覧ありがとうございました！ (2020年6月8日 0時) (レス) id: daeb2ba83b (このIDを非表示/違反報告)
由瑞 - 凄く面白かったです。更新頑張ってください! (2020年6月7日 23時) (レス) id: 8d4739ba12 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：里菜 x他1人 | 作成日時：2020年4月29日 22時
