五話 先輩方と一緒 �� ページ6
「……誘拐!?」
少し青ざめた顔でそう言う木葉さん。
「生憎ですけどそのような趣味はないです」
「知ってた！！」
そういう会話をしていると、朝練開始のチャイムが鳴った音がした。
「……あっ……朝練んんんんんん？！？！？！」
「走りますよ！！！！」
俺の声を合図に、木葉さんと俺は必死の形相で走り始めた。
学校に着いたのは午前七時過ぎ。
朝練はとうに始まっており、俺と木葉さんは鷲尾さん始め三年生にみっちり叱られた。
「でも珍しいな！赤葦が遅刻するなんて！」
たまには休んでいいんだぞ！と小見さんが俺の背中を叩きながら笑う。
さっきまで鬼の形相だった人が何を言うか、という言葉が喉まで来たがなんとか堪えることに成功した。
そのうち朝練も終わり、部室にて制服に着替えていると木葉さんに話しかけられた。
「なぁ、赤葦」
「なんですか、木葉さん」
着替えていた手を止め、木葉さんの方を向く。
「赤葦、さっき言ってた子供ってなんて言うんだよ」
木葉さんは少し笑いながら言った。
「ブッファ？！？！」
……は
俺たちの会話を横目に炭酸飲料を飲んでいた小見さんは、驚いたのか中身を吹き出した。
視線が飲み物をこぼした小見さんではなく俺に集まるのが分かる。
なにをやってんですか木葉さん……もっと言い方ってもんがあるでしょう……
楽しそうにニヤニヤする木葉さんに殴り掛かりたい衝動を覚えながら、俺は頭をフル回転した。
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MiSo(プロフ) - 続き楽しみです！！無理しないで更新頑張ってください！！応援しています！！ (2020年7月6日 21時) (
レス) id: 78c105b37d (このIDを非表示/違反報告)
推しが違う?よろしい。ならばクリーク【ミノ】(プロフ) - 由瑞さん» (今はこちらが本垢です)ありがとうございます……！恐縮でございます……更新頑張ります！御観覧ありがとうございました！ (2020年6月8日 0時) (レス) id: daeb2ba83b (このIDを非表示/違反報告)
由瑞 - 凄く面白かったです。更新頑張ってください! (2020年6月7日 23時) (レス) id: 8d4739ba12 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：里菜 x他1人 | 作成日時：2020年4月29日 22時
