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二話 幼児と一緒 ページ3

「……それじゃ、なにかやる?」

このままではAくんが暇だと思い、自分の部屋にあるゲーム機などを取ってきた。

Aくんはニコニコしながら言う。

『あのね、けいじ!今日ね、クラブなかったんよ!!だからスパイク打ちたい!!』

……
先程と比にならない程キラキラとした笑顔を向けてくる。

「……バレーやってたの?」

『うん!!えっとねぇ、れぎゅらーでぜんこく?も行ったよ!!』

えぇ…………

「ポジションは?」

『えっとねぇ、ろーてーしょん?がないからわかんないけど、スパイク打つんはとくいやよ!えっと……いつもはね!右がわで打っとんの!』

……そうか、ジュニアバレーにはローテーションは無いんだった。忘れていた。
右側……という事は、一般バレーで言う”オポジット”紛いなポジションだろうか。
オポジットは、守備力か攻撃力か安定感、このどれかに長けていないとなることのできないポジションだが、Aくんはどれほどの実力の持ち主なのだろうか。

とはいえ……やはり全国大会となると凄いな……しかもレギュラーとなると小学生とはいえずば抜けている筈。



『ねー!!けいじはバレーやっとんの?!』

キラキラとした笑顔で前住んでいたのが地方なのか少し訛った口調で言う。

「やってるよ」

『ぽじしょんは?!』

「セッター。」

『そうなん!?セッターならなおさらトス上げてー!』

トス……か……

小学生相手にトス上げたことないんだよな……
息抜きとして上げても良いかもしれない。

「……分かった。でもご飯食べて良い?」

『うん!!』

俺は夜ご飯を食べる為にリビングへ向かった。

俺のお母さんとお父さんは基本的に長く家に居ない。

お母さんとお父さんは同業者で単身赴任や残業が多い為だ。

だが寂しくはない。
というかバレー以外のことで産まれてから寂しさや悲しさなどを余り感じたことが無い。


……こういうのを薄情と言うのだろうか。

余り時間が遅くなってはいけないので急ぎ足でラップに包まれた料理をレンジに入れた。

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設定タグ:ハイキュー , 赤葦京治 , 幼児,梟谷学園   
作品ジャンル:アニメ
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MiSo(プロフ) - 続き楽しみです!!無理しないで更新頑張ってください!!応援しています!! (2020年7月6日 21時) (レス) id: 78c105b37d (このIDを非表示/違反報告)
推しが違う?よろしい。ならばクリーク【ミノ】(プロフ) - 由瑞さん» (今はこちらが本垢です)ありがとうございます……!恐縮でございます……更新頑張ります!御観覧ありがとうございました! (2020年6月8日 0時) (レス) id: daeb2ba83b (このIDを非表示/違反報告)
由瑞 - 凄く面白かったです。更新頑張ってください! (2020年6月7日 23時) (レス) id: 8d4739ba12 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:里菜 x他1人 | 作成日時:2020年4月29日 22時

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