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悟「何なのこれ。空気悪すぎ、息できないよ。」



伊「…仕事です。」









詳細は伝えられず非常時に呪霊を祓うことのみ伝えられた仕事

伊地知に連れられ禪院家の屋敷に着き、そのまま庭へ通されると

すでに見覚えのある年寄りがぞろぞろと集まっていた






地面には呪印が刻まれそれなりに力のある呪術師が十名ほど囲んでいる


呪霊でも封印するつもりなのか









屋敷の奥には禪院家の当主とその取り巻き達が座っている




悟「?」









伊「急に騒がしくなりましたけど……!?」




伊地知の様子を不思議に思い、屋敷の中から庭に視線を戻すと

3人の男に拘束された少女が担がれているのが見える




伊「なんなんですかっ…女の子?」







乱暴に庭に放り投げられ怯えたように小さくなる少女









悟「虫唾が走るね…」








一人の呪術師が呪印の近くに少女を引き摺り懐から刃物を出す



禪「始めろ。」








当主の合図で少女の腕に刃物が突き刺さり

大量の血が腕と刃物を伝い、地面に流れ落ちる


『〜っ!!』








禪「足りん。もっとだ。」






柄を持ち直して刃物を押し込み、捻り
さらに深く突き刺して血を溢れ出す



『ん"んーッ!』









少女が傷付けられた瞬間
痛々しくて悲痛な声と共に膨大な呪力が溢れ出し


禪院の企みになんとなく察しが付いた









悟「…全員、殺そうか」


伊「待ってください!!御三家に手を出せばただでは済みませんよ!」









悟「あの子の血で呪霊を誘って封印、あわよくば使役しようとしてるんだよ。どうせ手に負えなかったら僕に祓わせようってことでしょ。」


伊「そんなこと、許されるんですか?」








悟「ほんと腐ってるよね。」







少女の元へ向かおうとすると禪院家の使いに囲まれる







悟「僕今機嫌悪いから、加減はしないよ?」


「お下がりください。」








禪「出しゃばるな。五条の餓鬼が。」




悟「呪霊よりアンタを祓った方がいいみたいだ。」







目元を隠していた布をずらし戦闘の意思を見せる





























――ドンッ!!――





「来た!」


「強い呪力だ。準一級は優に超えるぞ。」

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駒田針 - こういう小説は胸がキューってなって苦しい (2020年11月16日 19時) (レス) id: b768d69f7e (このIDを非表示/違反報告)
雪狐 - え…好き… (2020年3月25日 7時) (レス) id: 99f545fffc (このIDを非表示/違反報告)
ただの学生(プロフ) - お話すごく続きが楽しみです! (2020年3月15日 3時) (レス) id: 24be68ee0f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: x他1人 | 作成日時:2020年3月13日 21時

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