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しばらく東堂と謝る謝らないの押し問答を繰り広げていたが
真希に相手にするなと怒られ医務室に移動する

個握の時間だから氷を溶けと東堂が騒いでいたので
自力で壊せる程度に解凍してきたが正直今でも納得がいかない

頭は痛いし血は止まらない
ジャージもかなり汚れて擦り剥けてもう使えない


『…あのまま氷漬けにするべきだった。』

釘「物騒ね。でもほんとにそう。」



真希「アイツは相手にすんな。硝子さん、悟には言わないでよ。」




釘「どうせ伝わるでしょ。真希さん大袈裟。」

『そうだよ。仮にも教師だし大丈夫だって。』






先に治療が終わった野薔薇と付き添いの真希に見守られながら
頭の傷を硝子さんに診てもらう
野薔薇はほとんど傷も浅く湿布だけもらって終わった





真希「お前、目戻ってねえぞ。本当に大丈夫か?」

『大丈夫。血が出て興奮したのかも。すぐ戻るよ。』



顔を覗き込んでくる真希にヘラッと笑ってみせるA
一瞬怪訝そうな顔をした真希も
ならいい、とすぐに引き下がって野薔薇を連れて出ていった






一気に静かになった部屋の器具が当たる高い音だけが響く






『ねえ硝子さん。』


家「…ああ。」





さすがに何か感じ取った硝子さんの
声がする方に体を向ける









『なんも見えない。』


家「…。よく誤魔化したな。」







東堂と真衣と別れ医務室に向かい始めた頃に急に視界が真っ暗になり
光も色も感じなくなった

呪力探知だけは出来ることと
真希が肩を組んでいてくれたのでかろうじて2人は誤魔化せた

いままで視界がぼやけることはあったが完全に見えなくなったのは初めてだ






『戻る?』


家「…分からない。かなり消耗したのか?」







『いや、5分くらい。その前に吹っ飛ばされたのが悪かったのかな。』


家「思ったより体のダメージが強い。しかも神経にも影響が出てきた。本当にもたないぞ、A。」








宿儺の言っていた5年という数字

だが予定よりかなり体は脆弱になっている








『……どれくらいだと思う?』




家「…。これが完全な失明で呪いの影響なら、…来年。冬が明けるまで…。」








『…半年かぁ、』







突然そこまで来てしまった終わりに体が震えそうになる

ついこの間あんなことをしてしまったから余計に









悟「なにが半年なの?」

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駒田針 - こういう小説は胸がキューってなって苦しい (2020年11月16日 19時) (レス) id: b768d69f7e (このIDを非表示/違反報告)
雪狐 - え…好き… (2020年3月25日 7時) (レス) id: 99f545fffc (このIDを非表示/違反報告)
ただの学生(プロフ) - お話すごく続きが楽しみです! (2020年3月15日 3時) (レス) id: 24be68ee0f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: x他1人 | 作成日時:2020年3月13日 21時

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