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家「感動の再会の途中だが、説明願おうか。」





悠仁に服を放り投げ部屋の隅にあった椅子に座る硝子さん
全裸だったことを思い出し慌てて服を着て、説明をするため
まず頭の中で整理しようと考えだす悠仁

悟も起き上がり私が横たわっていた台に腰を掛けると
自分が来ていた上着を脱いで背中にかけてくれた


伊地知さんは相変わらず入り口の傍で立ったままだ








虎「特級を倒すために伏黒の合図待ってから宿儺と入れ替わったら元に戻れなくなって。そしたらあいつ一瞬で特級殺した後Aの方に向かってって…」


悟「悠仁以外の1年は避難してたんだよね?」

伊「いや…その、Aさんもいたはず…なのですが…」






威圧感のある問いかけにたじたじになる伊地知


確かに釘崎とAを抱えて伏黒が施設外へ出てきたはずだった
だが伏黒が合図を送った瞬間Aだったモノは泥のように崩れ落ち
そのまま施設のなかへは戻れなくなってしまったのだ





『私は悠仁達と引き離されてから結界に閉じ込められて一つ目の火山頭の呪霊と戦ってた。施設の外に1人術師の気配があったから試しに攻撃してみたら結界は解けたよ。』


虎「で、Aと少し話したあと無理やりキスしてそのまま心臓ドーンって」



悟「は?」

聞き逃せないワードにあからさまに不快感をあらわにする





『なんでそれまで言うの?』

虎「え!?言わなくていいの!?俺ファーストキスだよ!?」




『私もだよ。』

虎「!!…もぉほんとにごめんなさぃ」




あまりの罪悪感に抜け殻のように白目になる悠仁

知られたくなかった後ろの悟の耳にもしっかり届き
恐る恐る振り返ると耳元に地を這うような低い声で「後で聞くから。」と呟かれた









家「結界と呪霊も伊地知が見た傀儡も宿儺と引き合わすための術師の企てか。それで?何で2人が同時に生き返ったんだ?」





『私は殺された後目が覚めたら宿儺の生得領域にいた。私と悠仁は入れるって。』

虎「俺が行ったときはもうAもいたよ。」




悟「どんな様子だった?」




虎「なんかの骨の山の上で、Aは寝てて宿儺が膝に乗せてた。」

悟「へえ。」





『なんで?』

悟「これも後で聞くから。」









家「その後は?」

虎「こっからは曖昧なんだよな。思い出せない。」





家「用が済んだら2人とも心臓を戻されたんだな。」

虎「うん。」
『うん。』

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駒田針 - こういう小説は胸がキューってなって苦しい (2020年11月16日 19時) (レス) id: b768d69f7e (このIDを非表示/違反報告)
雪狐 - え…好き… (2020年3月25日 7時) (レス) id: 99f545fffc (このIDを非表示/違反報告)
ただの学生(プロフ) - お話すごく続きが楽しみです! (2020年3月15日 3時) (レス) id: 24be68ee0f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: x他1人 | 作成日時:2020年3月13日 21時

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