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虎「ほんっとうにっ…、ごめんなさい!!!」
『…っぁ』
生身で声を出すのは久しぶりで掠れて何も出ない
よく悠仁はこんなに大きな声が出せるな
虎「大丈夫!?どっか痛くない!?あいつに何されてたの!?」
『…っ。悠仁は?』
虎「全然平気!!」
『よかった』
2人で無事生き返ったことを祝うように笑いながら
突き出された拳に同じように合わせた
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扉の方では大人たちが不思議そうな顔で立ち尽くしている
一番前には悟が
目が合ってるのかどうかは分からないが
珍しく驚いているのか動かない
『 さと…、る 』
悟「…。」
『 さとる 』
悟「…ん。」
自分も悠仁と同じように何も纏っていないため
かけられていた布で体を隠しながら悟の方へ手を伸ばす
何度か名前を呼ぶとこっちに来て小さく屈み
手を取って自分の頬へ持って行ってくれた
『ごめん。』
悟「いいから。もっと名前呼んで。」
いつもみたいにふざけてなくて
拗ねて甘える子どもみたいな反応に
申し訳なさと愛おしさで胸が痛くなる
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駒田針 - こういう小説は胸がキューってなって苦しい (2020年11月16日 19時) (レス) id: b768d69f7e (このIDを非表示/違反報告)
雪狐 - え…好き… (2020年3月25日 7時) (レス) id: 99f545fffc (このIDを非表示/違反報告)
ただの学生(プロフ) - お話すごく続きが楽しみです! (2020年3月15日 3時) (レス) id: 24be68ee0f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:縞 x他1人 | 作成日時:2020年3月13日 21時