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依「可哀そうな妾のA。禪院の術師など殺せばいい。お前が望むのなら、妾は力を惜しまぬ。」
『殺してどうするの?そのあと依姫が私を殺してくれる?』
受肉した依姫が生得領域でAに語り掛ける
後ろから抱きしめ愛おしそうに頭を撫でる
依「それはならぬ。お前が死ねば妾も消えてしまう。何よりAは美しい。美しく尊いお前を死なせるわけにはいかん。」
『なら殺してここを出ても変わらないよ。また呪術師に捕まって檻を移るだけ。』
依姫の胸に顔をうずめながら甘える仕草をみせるA
受肉した当時は怖くて堪らなかったが運よく気に入られ可愛がられた
親を殺され知らない大人に虐げられた孤独な2年間、
母のような姉のような存在だった
依姫も甘えるAに目を細め愛おしさを増す
依「困ったのう。呪霊である妾にこんなに懐いて。妾らにとってお前はただの甘美な餌なのだぞ?やはり迂闊に外に出すのは危ういかもしれぬ。」
『人も同じだよ。呪霊の方が分かりやすいから安心できる。』
依「ふふ。相変わらず人が嫌いか?」
『うん。何で私は人間なんだろ。大人にもなりたくない。大人はもっと嫌い。』
――ガチャ…――
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駒田針 - こういう小説は胸がキューってなって苦しい (2020年11月16日 19時) (レス) id: b768d69f7e (このIDを非表示/違反報告)
雪狐 - え…好き… (2020年3月25日 7時) (レス) id: 99f545fffc (このIDを非表示/違反報告)
ただの学生(プロフ) - お話すごく続きが楽しみです! (2020年3月15日 3時) (レス) id: 24be68ee0f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:縞 x他1人 | 作成日時:2020年3月13日 21時