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『…っ、ぁ』
何度も同じ夢を見る
この家に閉じ込められた日の記憶
何度見ても息ができなくなり
飛び起きて喉を押さえながら呼吸の仕方を思い出す
窓のないベッドだけが置かれた部屋
出口は鉄格子で人が来た時以外に外に出ることはない
『…。』
ここにきて5年がたった
10歳のときに依姫の器になり、力も手に入れた
髪も背も伸び、体も成長した
あの日の夢を見ることはあるが
何をされてももう泣くこともなくなった
禪院は私を呪術の発展の糧とするために地下に閉じ込めた
様々な実験が行われ
ここにくる大人にいい人はいなかった
しだいに助けられるかもしれないという期待はなくなり
時が過ぎるのだけが救いだった
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駒田針 - こういう小説は胸がキューってなって苦しい (2020年11月16日 19時) (
レス) id: b768d69f7e (このIDを非表示/違反報告)
雪狐 - え…好き… (2020年3月25日 7時) (レス) id: 99f545fffc (このIDを非表示/違反報告)
ただの学生(プロフ) - お話すごく続きが楽しみです！ (2020年3月15日 3時) (レス) id: 24be68ee0f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：縞 x他1人 | 作成日時：2020年3月13日 21時
