Cheri【アイナナ】 (ページ48)

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第46話ページ48

三月さんと並んで朝ご飯を作っていたらリビングのドアが開き、入ってきたのは壮五さんと一織さんだった。

壮「おはようございます、三月さん、悠人くん。」

一「おはようございます、兄さん、悠人さん。」

三「おー、おはよう。」

「おはようございます。」

さすが壮五さんと一織さんといったところだろうか、朝早いけれどもうシャキッとしている。

一「起きているの私たちだけですか。」

三「まー、いいんじゃねぇの？久しぶりのオフだし、ゆっくり寝かせてやれば。さっ、飯できたから食べようぜ。」

そう言ってご飯をテーブルに運び出す三月さん。

それを合図に私と一織さん達も席に着く。

壮「三月さん、いつもご飯ありがとうございます。」

三「おう、いつも美味そうに食ってくれるから作りがいあるしな！」

一「では食べましょうか。いただきます。」

全員-一「いただきます。」

「んー、美味しい…！」

一「…随分と幸せそうに食べますね。七瀬さんと一緒ですね。まぁ、兄さんのご飯が美味しいのは当たり前ですからね。」

壮「本当に三月さんの作るご飯は美味しいよね。僕も好きだなぁ。」

三「なっ、なんだよ、お前ら。照れるだろ…」

そう言って顔をほんのり赤くする三月さん。

ふふ、可愛いなぁ。

そして一織さんもボソッと兄さん可愛い…とつぶやいていたのを聞き逃さなかった。

三月さん、壮五さん、一織さんと順にご飯を食べ終え、私も一足遅れてご飯を食べ終えた。

「ご馳走様でした！」

食器を洗い物をしている三月さんと一織さんの元に待っていく。

三「おお、ありがとな。」

一「ここはいいですから、逢坂さんと一緒にテレビでも見ていてください。」

そう言ってくれる一織さんのお言葉に甘え、すでにソファに座ってテレビを見ている壮五さんの元へと向かう。

「ご一緒してもいいですか？」

壮「え！？あ、うん、いいよ。」

テレビ画面に釘付けになっていた壮五さんにいきなり話しかけたからなのか、少しびっくりされてしまったが一緒に見ていいと許可を得たので壮五さんの向かい側に座る。

「あ…TRIGGERだ。」

そこに映っていたのは昨日陸さんと見ていたTRIGGERだった。