Cheri【アイナナ】 (ページ13)

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第11話ページ13

なんだか素敵な関係だなぁと考えていたら、紡さん？が私の方に向き直り口を開いた。

紡「自己紹介まだでしたね。小鳥遊紡って言います。IDOLiSH7のマネージャーやらせていただいております。
お名前教えていただいてもよろしいですか？」

「あっ、はい。AAと申します。」

紡「Aちゃんですね！年齢は私と同じくらいでしょうか？」

「えっと、今年19になりました。」

紡「じゃあ、ひとつ違いですね！Aちゃんさえ良ければ、敬語なしでどうですか？」

「あっ、じゃあ、よろしくお願いします…じゃなくてよろしくね、紡ちゃん！」

紡「うん！よろしくね！」

そんなやり取りをしていると、微笑ましそうにこちらを見ていた小鳥遊さんが口を開いた

音「うんうん、良かったよ。仲良くやっていけそうだね。そう、それでなんだけど、Aくんの男装している時の名前なんだけど…苗字は今のままで下の名前だけ変えて悠人ってどうかな？」

「A 悠人ですか…とっても素敵です！」

音「気に入ってもらえてよかった。これから男として活動するときはその名前でよろしくね。一人称も私じゃなくて僕とかにしようね。」

「はい、間違えないように頑張ります！」

私がそう告げると小鳥遊さんも、紡ちゃんも万理さんも優しい眼差しで私のことを見てきた。

なんだかこうも視線が集まると照れるな…

紡「男装ってことは、メンバーのみなさんには女の子ってことは内緒にしなければいけないのですよね？」

音「うん、そういうことだよ。A 悠人が女の子って事を知っているのは僕と万理くんと、紡くんだけだからね。僕たちでサポートしながらやっていこう。」

万「そうですね、色々と大変なこともあるかと思いますが、俺も全力でサポートするので頑張りましょう！」

紡「私も！Aちゃんのお友達として、マネージャーとして出来ることはやるので、一緒に頑張ろうね！！」

「みなさん…ありがとうございます！」

優しい言葉を投げかけてくれる3人。

思わず涙が出そうになる。こんなにも優しくしてもらって、いい人にスカウトされたなぁ。

思いもよらないデビューの仕方になるけど…

音「早速だけど、IDOLiSH7の子たちにも紹介しようか。紡くん、悪いんだけれど呼んできてもらってもいいかな？」

紡「分かりました。」

そう言って社長室を出て行った紡ちゃんだった