Cheri【アイナナ】 (ページ7)

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第5話ページ7

ああ、やってしまった。

私はただ普通にデビューできればそれで良かったのに…

完全に小鳥遊さんの口車に乗せられた…

これからどうなるんだろう、そんな事を考えていると小鳥遊さんが口を開いた。

音「それじゃあAさんがIDOLiSH7に加入は決まりってことで、紡くんとメンバーに紹介しないとだね。
万理くん、みんなのスケジュールどうなってるかな？」

万「ああ、はい、ちょっと待っていてください。」

社長室を出て行った大神さんだったが、手に何かを持って戻ってきた。

万「ええっとですね、紡さんはドラマの打ち合わせがある大和くんに着いて行っています。残りのメンバーはキミと愛なNight！の収録になります。」

音「分かった。そしたらみんなに紹介しなければいけないから、仕事が終わり次第全員が揃ったら社長室に集まるよう伝えてくれるかな？」

万「かしこまりました。伝えておきますね。」

私本当にIDOLiSH7のメンバーになるんだ。
夢じゃないんだよね、現実なんだよね。

あ、そういえば私男装するとか言われたけどそこら辺はどうしたらいいんだろう？

「あの、お聞きしたい事があるんですけど…」

音「ん？なんだい？」

「私、男装するとか言われたたと思うのですけどそれはどうしたらいいですか？」

音「ああ、そうか。それの準備も色々必要だね。でも僕これから予定があるからなぁ。
そうだ！万理くんに付き合ってもらうといいよ。」

あなた/万「えっ？！」

本日二度目、また大神さんとハモってしまった。

音「はい、じゃあそういう事でここからは若い人同士でよろしく頼むよ。」

万「えっ、ちょ、社長！突然すぎませんか？！」

音「はい、これは社長命令です。じゃあ、よろしく頼んだよ万理くん。」

そう言うや否や、小鳥遊さんは私と大神さんの背中を押して社長室から追い出したのだった。