Cheri【アイナナ】 (ページ46)

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第44話ページ46

陸さんに案内されたのは2階だった。

陸「ごめんね、1階はオレたちの部屋で埋まっちゃってるから、ひとりだけ2階になっちゃうんだけど…」

「いえ、気にしないでください！こうやって部屋もらえるだけでありがたいことですし！」

陸「一応個人のプライベートルームになるからさ、ゆっくり出来ると思うんだ。今日は色々とあって疲れたでしょ？だからゆっくり休んでよ、ね？」

「はい！ありがとうございます。それじゃあ、また明日、おやすみなさい陸さん。」

陸「うん、おやすみ。また明日ね！」

そう言って陸さんは1階へと降りていった。

陸さんの姿が見えなくなったのを確認して、私は部屋へと足を進めた。

中に入るとそこは一人部屋というには十分すぎるくらいの広さがあった。

「わ…ベッドとか机とか本当に必要なものは揃えてくれたんだ。なんだか申し訳ないなぁ…」

そんな事を考えつつも、一人になった途端どっと疲れが襲ってきたから、ヨロヨロとベッドへと向かった。

力なくベッドに倒れこむ。

ふかふかのベッドがカラダを包み込む感触が気持ちいい。

明日は家に戻って洋服とか取ってこないとなぁ…と考えてはみるが徐々にまぶたが重くなり始めて、頭も回らなくなってくる。

私はそのまま眠気に誘われて、深い眠りに落ちた。