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シーン6 ページ7

「今度こそ……仕留める!」

カリオストロは護符に術式を刻み、オバケ南瓜に向かって投げつける。
魔力を纏った符が弾丸となってオバケ南瓜を貫き、オバケ南瓜の動きを制限する。

「そんな攻撃、当たらないよ!」

麗羅は鬼の攻撃を煙玉で回避し、ナイフを投げて反撃する。
オバケ南瓜は徐々に毒の効果で弱くなっていくが、攻撃は逆に激しくなった。
続けて麗羅は鬼にナイフを投げ、その攻撃はつるぎの技で強化された。

「アタイだって、みんなの役に立つ!」

揚羽は空を飛びながら鱗粉をばら撒いていく。
カリオストロも魔術でオバケ南瓜を攻撃し、オバケ南瓜の体力は残り僅かになった。
今がチャンス、とつるぎは剣に力を込める。

「とどめだ!」
「こっちだよ!」
「ギャアアアアアアアアアアアアアアアアア!!」

麗羅の援護のおかげで、つるぎの攻撃はオバケ南瓜に命中。
剣により真っ二つに切り裂かれ、オバケ南瓜は一際大きな叫び声を上げた。
オバケ南瓜の身体から黒い煙が現れ、黒い煙は空の彼方に消えていった。
これで、戦いは終わったのだ。

「……ようやく、終わった、か……」

オバケ南瓜を討ち果たし、オバケ南瓜は元の巨大南瓜に戻った。
ただ、先程の戦闘のおかげか、南瓜は真っ二つに砕けていた。
これならば、料理しやすいだろう――揚羽が入れた毒があるが。

「で、毒はどうするんだ?」
「私が抜こう、美味しい南瓜スープができるぞ」

どうやら、毒抜きはカリオストロがやってくれるようだ。
世界一の魔術師である彼(?)なら、南瓜に入った毒も抜けるだろう。
麗羅、つるぎ、揚羽は頷いて、カリオストロの提案を承諾した。

その後、麗羅達は持ち帰った南瓜と集めた材料で南瓜のスープを作るのだった。
同時に、邪鬼に対する怒りも増すのだった。

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作者名:i7Dada1a | 作成日時:2021年10月31日 21時

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